※こちらの記事は、プロスタ編集部が現在大変人気の高いC言語の学習法を公開することで、皆様のお役に立ちたい意図で投稿しております。
参考サイト:【C言語上達事例⑩】組込みソフトウェアを開発するためにC言語を習得
【C言語上達事例】組込みソフトウェアを開発するためにC言語を習得
機器メーカーに勤めている40代のエンジニアの方がソフトウェアのシステムを作るためにC言語を習得した事例です。
ひょんなことから組込みソフトウェアの開発を担当することに
私は中堅の機器メーカーに勤めている40代のエンジニアで、電子回路などハードウェアの設計開発を担当しています。3~4年ほど前の話になりますが、あるプロジェクトで電子回路の設計をしましたが、ソフトウェアの担当予定者が突然会社を辞めてしまいました。誰がソフトウェアを作るのか大いに揉めましたが、社内には人員を回してくれる余裕がないので私が担当する羽目になってしまいました。その理由の一つは私がアセンブラでプログラムを作れるということでした。しかし、せいぜい規模の小さいテストプログラム程度のもので製品レベルのものは作ったことはありませんでした。
納期も余裕がなくかなり不安でしたが、キャリアアップのためにも頑張ってみることにしました。マイコンを動作させる、いわゆる組込みソフトウェアと呼ばれるプログラムです。わが社の製品のソフトウェアはほとんどC言語で書かれており、その製品もC言語とがメインとなることは決められていたため、全部アセンブラでやろうとしていた私の目論見は外れてしまいました。
入門用の書籍を使って学習を始める
最初にとりかかったのは社内にあったC言語の入門用の書籍を読むことでしたが、始めのうちは特に理解が出来ないことはありませんでした。しかし、ポインターの章でかなりの時間を費やしてしまいました。というのも、アセンブラ言語のアドレスという概念とポインターがごっちゃになってしまったためで、なまじ知識があったことがかえって邪魔をしてしまいました。
勉強ばかりしていても仕事は進まないので、少しプログラムを作っては実際にマイコンを動かしてみるという作業を積み重ねていきました。この頃には不安よりもプログラムを作る楽しさの方が勝っていたようでとても夢中になってしまいました。
セミナーでスキルが上がった
また、この時期に大いに役に立ったのがマイコンの製造元会社の無料のソフトウェアに関するセミナーでした。都内にある会社のオフィスでトレーニング用のマイコンボードを使ってプログラミングを習得するという内容でしたが、マイコンの動作のしくみやC言語のテクニックを色々と学習出来てかなりスキルが上がったと思います。講師の方の懇切丁寧な指導のおかげだと思っています。
プログラミングにはまることで上達
そして製品のプログラムも思ったより順調に進んだのですが、どんどんとプログラミングの魅力に引き込まれ時間が経つのも忘れていた結果だと思います。必要に迫られて始めたことでしたが、実際にやってみると意外と面白くプログラミングには色々な可能性があることを実感しました。スキルアップすることもでき、今では私が設計したハードウェアのソフトはほとんど私自身で作っています。
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