#はじめに
ProcessingにはデフォルトのIDEもあるが、VSCodeでProcessing開発できるようにするメモ。
##Processingのインストール
何はともあれ、Processing本体のインストールが必要。
公式サイト https://processing.org/
現在(1/23/2022) 4.0b3が公開されているが、今回はすでに私の環境でインストール済みだった 3.5.4 を使用。
##VSCodeのインストール
VSCodeのインストール、日本語化などはここでは割愛。
VSCodeのバージョンは 1/3/2022 時点で 1.63.2
##拡張機能をインストール
1/23/2022時点で数種類の拡張機能が存在する。
- Processing Language(https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=Tobiah.language-pde)
- Processing VSCode(https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=Luke-zhang-04.processing-vscode)
- processing-language-server-vscode(https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=kgtkr.processing-language-server-vscode)
processing-language-server-vscodeはサポートされているProcessingバージョンが4以降だったこと、残りの二つでは後者の方が更新が新しいため 今回はProcessing VSCodeをインストールした。
##コードの記述
- プロジェクトとなるフォルダを作成。
- プロジェクトフォルダ直下にフォルダ名と同じソースファイルを作成。拡張子はpde。
ソースファイルとプロジェクトフォルダ名は同じでないとだめらしいので注意。
##ビルドタスクの作成
VSCodeからProcessingのコードを実行するにはビルドタスクが必要となる。
ビルドタスクが無い状態でControl+Shift+Bを押すとビルドタスクを作成を促されるので下記の順番で選択していく。
- ビルドタスクを構成する…
- テンプレートから tasks.jsonを作成
- Other 任意の外部コマンドを実行する例
そうするとプロジェクトフォルダ直下に .vscodeフォルダが作成され、その中にtasks.jsonも作成される。
中身を下記のように書き換える。
command の ${config:processing.path}の部分は個人の環境に合わせて、Processingの実行ファイルのパスを指定する。
例)C:\Program Files\processing-3.5.4\processing-java.exe
{
"version": "2.0.0",
"tasks": [
{
"label": "Run Sketch",
"type": "shell",
"group": {
"kind": "build",
"isDefault": true
},
"command": "${config:processing.path}",
"presentation": {
"echo": true,
"reveal": "always",
"focus": false,
"panel": "dedicated"
},
"args": [
"--force",
"--sketch=${workspaceRoot}",
"--output=${workspaceRoot}/out",
"--run"
],
"windows": {
"type": "process",
"args": [
"--force",
{
"value": "--sketch=${workspaceRoot}",
"quoting": "strong"
},
{
"value": "--output=${workspaceRoot}\\out",
"quoting": "strong"
},
"--run"
]
}
}
]
}
##おわりに
これでProcessingをVSCodeで使う手順は完了。
コーディングして、Control+Shift+Bで実行できる。
繰り返しになるところもあるが注意点としては
- tasks.jsonの作成と実行ファイルProcessing-Jave.exeのパス指定
- プロジェクトフォルダとソースファイルは同じ名前であること
- ライブラリはオリジナルのIDEから