#はじめに
私が、初めてプロジェクトを作った時は、プロジェクト管理を考えずに、失敗していまいました。
その時のような状況の前にこの方法があることを知ってほしいです。
なにか個人でアプリを作りたい!と考えた時に初めに、何を行いますか?
2008年時点で、ITプロジェクトの成功率は、31.1%です。
プロジェクトを続け、成功させようと思うとプロジェクト管理が必要です。
そして、自分の肝に命じるためにも新しいプロジェクトを始める時のプロジェクト管理について
書きました。
優しい心で見ていただければ幸いです。
#プロジェクトとは
「有限性かつ独自性の業務」と言われています。
・有限性:明確な開始時点と終結時点をもつ
・独自性:他業務と類似性があっても基本的な部分でユニーク
つまり、「どのようなシステム」を「いつまでに」「どのくらいの予算でつくるのか」
ということです。
「そんなこと、考えてる時間がもったいない!」
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、これを考えないと後にも話しますが、プロジェクトが失敗してしまったり、プロジェクトが続かず、時間だけが流れていってしまいます。
#成功と失敗の定義を決める
プロジェクトが成功できたかどうかは、「当初予定していた品質・予算・納期(QCD)」を順守できたか
であります。
アプリ開発でいうと、「品質(どこまでの機能をつけて、ユーザー何人を目指すのか)、予算(かかるお金や学習コストなど)、納期(いつまでにリリースするか)」を初めに、メンバーで話し合うことで、漫然とプロジェクトを進めることがなくなり、全体像が見えるようになります。
#プロジェクトマネジメントの技法を体系的にまとめたもの
・PMBOK(Project Management Body Of Knowledge)
:
プロジェクトマネジメントに関するノウハウや手法を体系立ててまとめたものです。1987年にアメリカの非営利団体PMIが「A Guide to the Project Management Body of Knowledge」というガイドブックで発表してから徐々に知られるようになりました。OBPMNeo
プロジェクトマネジメントの10個の知識体系を気をつけることが大切です。
昔は、QCD(制約条件)→品質・コスト・納期
ができていれば大丈夫と考えられていましたが、PMBOKでは次の10個を元に管理するべきであるとされています。
1. 統合管理
→作業プロセス間の調節
2. ステークホルダ管理
→作業範囲の明確化
3. スコープ(作業範囲)管理
→作業範囲の明確化
4. タイム管理
→作業スケジュールの管理
5. コスト管理
→予算とかお金の管理
6. 品質管理
→品質基準の適合チェック
7. 人的資源管理
→必要な要員の確保
8. コミュニケーション管理
→作業の伝達と共有
9. リスク管理
→潜在リスクの識別と管理
10. 調達管理
→外部への発注検計と実施
#PDCAサイクル
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)
を繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促すことができます。
#しないことを決める
「あの機能も作りたい、この機能もつけた方が便利かな」そう思うことは、多いと思います。
しかし、全て入れていたら「しないといけないこと(スコープ)」に、しなくても動くことが近づいてきて成功できなくなってしまいます
。
例えば、初めは、おしゃれな動きをする機能がなくても、とりあえず使えるようにするのが、目的ならば「しない事リスト」に入れるということです。
#作業範囲を理解する
・WBS(Work Breakdown Structure)
を訳すと、
W(作業を)B(分割して)S(体系化する)となり、作業を階層構造で現した図
です。
PMBOKではスコープ管理で使用されます。これをすることで、今プロジェクトに必要な作業を把握しやすくなることができます。
どこまで、分けるかと言うと管理できる作業になるまで
分けます。
WBSは、miroで簡単に作ることができます。
#最後に
いかがだったでしょうか。
ここで、気をつけないといけないのが、ここまでするのに時間がかかりすぎて、プロジェクトに進むことができないということです。
なので、ほどほどに時間を制限して、管理すると良いと思います。
プロジェクトを始める前に一度上記のプロジェクト管理をしてみてはいかがでしょうか。
学生IT団体:watnow
キータカレンダー4月 7日目ももでした。
#参考文献
TAC 基本情報技術者試験 試験対策テキスト3
令和02年 イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生の基本情報技術者教室
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和02年 (情報処理技術者試験)