Raspberry Pi Imager
は、GUIをぽちぽちするだけでmicroSDカードなどにRaspberry Pi用のOSを書き込むことができる、公式提供のソフトウェアです。
この記事ではWindows11で作業していますが、どのOSでもUIは変わらないようなので他OSをお使いの方も参考にできると思います。
インストールする
こちらにアクセスすると下記のようなコンテンツが出てくるので、使用しているOSに合うものを選択しインストローラーをダウンロードしてください。
そしたら、ダウンロードしたインストローラーを実行して...(略)
Windowsの場合、インストール先は
C:\Program Files (x86)\Raspberry Pi Imager
になるようです。
使う
説明に使用しているのは Raspberry Pi Imager: ver 1.6.2 です。
当記事では、Ubuntu Server 21.04 (64-bit)
を書き込んでいきます。
Advanced options
Ctrl
+Shift
+X
を同時押しすると、オプションの設定をすることができるようになります。
Skip first-run wizard
にチェックを入れておけば、ヘッドレスインストールができます。
Raspberry Pi OS(32-bit)
及びraspios_arm64(、raspios_lite_arm64←未確認)では機能しますが、Ubuntu Server
などそれ以外のOSには本稿執筆時点では使えないようなのでご注意ください。
OSを指定する
この記事では、Ubuntu Server 21.04 (64-bit) を選んでいきます。
CHOOSE OS
を押しましょう。
Ubuntuは汎用OSなのでOther general purpose OS
(その他の汎用OS)を選択します。
Use custom
を選択すると、Raspberry Pi Imagerが用意していないイメージも事前にダウンロードしておけば書き込むことができます。
また、Erase
を選択することでフォーマット(初期化)だけすることもできます。※OSインストール時には一緒に行われるので事前にしておく必要はありません。
Ubuntu
をクリックします。
Ubuntu Server 21.04
を選びます。
このUI以外では対象アーキテクチャーの確認をすることができないため、32-bit・64-bit のどちらを選択しているのかしっかりと確認しておきましょう。
書き込み先を指定する
CHOOSE STORAGE
を押して、ストレージの選択をします。
コンピューターに接続しているリムーバブルメディアが一覧表示されるので、書き込み先にしたいものを選びます。
USBメモリに対しても書き込めます。
書き込む
WRITE
をクリックしましょう。
書き込み先の既存データが消去されることについて、警告が出ます。
問題なければ、YES
を押しましょう。
あとは、書き込みが終わるまで待機するのみです。
一度書き込み作業を行うと書き込んだOSのデータがキャッシュされるので、再び同一OSを書き込む場合 待ち時間が短縮されます。
以下のダイアログが出たら完了です。SDカード(USBメモリ)を取り出しましょう。
Windowsからアンインストールする
Raspberry Pi Imager のインストールされているフォルダー(おそらくC:\Program Files (x86)\Raspberry Pi Imager
)にある、uninstall.exe
を実行しましょう。