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Modelmap とは (ざっくりver)

Last updated at Posted at 2018-02-24

0. はじめに

下記は時間がない人、ざっくり読みたい人向け。まじめに書いた記事もあるよ!
Modelmap って何? -まじめver

1. Modelmap って何?

Modelmap Image

Modemap は、ざっくり言うと、JSONで定義された計算データだ。樹形図として表示できる。エクセル内の数式と互換性があって、計算過程が視覚化できる。現時点だと、エクセル->樹形図生成が主な用途だけど、樹形図->エクセル計算生成も将来できるようになる(予定)。

2. おいしいの?

世の中には、下図みたいなヤバいエクセルが沢山ある。作った本人も内容覚えてないか、引継いだ担当者も中身ほとんど分かってない。少なくとも、自分は引継ぎを全力で拒否する。

Unstructured Spreadsheet Image

Modelmap を使うと、上記みたいなエクセルでも、特定のセルからとりあえず計算過程を樹形図化してくれる。計算過程がすげー見やすい。

Diagram Generation Image

3. そんなに困ってる人いんの?

エクセルで計算するのは、ちまちま数式書くの嫌だし、チェックも面倒だ。でもどうしてもしなきゃならない場面がある。たぶん4つぐらい。

  1. 会社買うとき
  2. 工場建てたり新製品開発したりするとき
  3. やばいエクセルを引継ぐとき
  4. 会計士先生とかが監査でエクセルの中身チェックするとき

3-1. 会社買うとき

会社を買うのは、マジで大変だ。ちょっとノリで会社買ったりなんかすると、ゴミみたいな会社を高値で買ったり、粉飾決算したりしてて、阿鼻叫喚になる。だから、買う前に全力でチェックする。事業シミュレーションなんかも、エクセルで全力で作る。30万個ぐらいのセルを数週間徹夜で作って、気合いでチェックする。投資銀行とか、コンサルタントの人が頑張る。作業はマジで辛いけれど、給料は高い。

Model Review Image

3-2. 工場建てたり新製品開発したりするとき

会社を買うほど大変じゃなくても、工場建てたり、新製品開発したりするのだって、大変だ。ちょっとノリで新店舗出して失敗したりすると、良くてボーナス無しか、下手したらクビになる。なので、一応始める前に色々エクセルとかでシミュレーションを頑張る。1万個ぐらいのセルを数日頑張って作って、チェックする。経営企画の人とか、新規事業開発の中の人が頑張る。

3-3. やばいエクセルを引継ぐとき

上の方で出てきたやばいエクセルも、引継ぐ人はどこかにいる。この手のエクセルは、経理とか会計周りのファイルでよくある。経理のおばちゃんは、どこのセルに値入力してこのボタン押す、とかは教えてくれるけど、中身の計算は多分知らない。先輩も多分知らないし、聞くと多分怒られる。しゃーないから、自分も何も考えずに、値入力してボタンを押す、という作業を淡々とやる。たまに気合でセルごとに数式を追いかけて、徹夜で理解を試みる。

3-4. 会計士先生とかが監査でエクセルの中身チェックするとき

税理士先生とか、会計士先生は、監査で色々チェックしなきゃいけない。上に出てきたヤバいエクセルも、重要であれば当然チェックする。経理のおばちゃんも内容は分かんないけど、監査となれば流石に説明しなきゃならんので、しどろもどろに頑張って理解を試みる。この間、おばちゃん他の仕事不可能になる。先生も、経理のおばちゃんを心配して、自分でファイル開く。後悔する。そしてお互いすげー時間使って、何とかチェックを終える。

4. 要は?

ここで言いたいのは、情弱もっとツール使えよとか、脳筋乙とか、そういう話じゃない。要は、エクセル便利だけど、特定のタスクを行う上でUIに根本的な欠陥あるよね、というお話。ざっくり言うと、エクセルは本来表計算ソフトなので、クイックな計算はOKかもだけど、複雑な計算に向いてない。バージョン管理機能とかないし、とにかく1回数式書くと、計算過程がマジで分からん。

5. なにがすごいの?

ただのエクセルタスク補助ツールかと思うかもしれんが、実は色々すごい。

  • インプットとアウトプットがしっかり決まる
  • 計算プロセスが逐一わかる
  • モジュールとして扱える
  • データベースに蓄積できる

5-1. インプットとアウトプットがしっかり決まる

エクセル上だと、見えてる数値全部アウトプットだけど、セルを選択して1個決めてアウトプット確定させる。そうすると、計算式を追ってインプットも自動的に決まる。

Input/Output Image

5-2. 計算プロセスが逐一わかる

アウトプットとインプットまでの構成要素が逐一わかる。ウォッチウインドウとか要らない。

Calculation Nodes Image

5-3. モジュールとして扱える

インプット、アウトプットしっかり決まってるので、樹形図を1個のモジュールとして扱える。複数のモジュールを繋げてもっと大規模な樹形図も作れちゃう。メンテやバージョン管理も、モジュール単位で簡単。インプットはローカル・クラウドの色んなソースとリンク可能。

Calculation Module Image

5-4. データベースに蓄積できる

アウトプットとインプットが決まったJSONなので、データベースにできる。欲しい計算は、ちまちまエクセルで1から作らなくても、データベースから気に入ったモジュールDLして加工・編集すればOK。複雑なシミュレーションとかも、モジュール4~5個DLして繋げちゃえばすぐ完成。

Cloud Database Image

6. まとめ

まとめると、Modelmapは 1. エクセルから数式ぶっこ抜いて作ったJSONデータで、2. エクセルの数式作ったり、チェックしたりする時間がほぼなくなる。3. ヤバいエクセルを作る人・チェックしてる人が泣いて喜ぶツールで、4. エクセルのUIだと根本的に解決できないことをやってる。5. 一番便利なとこはモジュール単位をつなげてエクセル的な計算やシミュレーションがさくっと作れちゃうこと。

今シリコンバレーにいるけど、興味ある人は下記から適当に連絡してね。

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