0. 本記事概要
私は専攻柄、よくTeXを用います。
きっとこの記事を読んでくれた方に「TeXって何?」という方はいないと思うので、TeXそのものの説明はしません。
大量の文章を執筆する際、1つのファイルに書くのはあまり好ましくないと思っています。(どこに何書いたか分からないし…)
そこで、例えばセクションごとにファイルを作成して、最後に合体させることができればかなり良いと思っています。
私自身も最近この方法を知りました。私の備忘録という意味も込めてこの記事を書きます。
#1. 方法
「01_report」の中に、分割している「chapter_」ファイルと、最後に統合して出力するreport.tex があります。
統合しているreport.texには、以下のように記述します。
report.tex
\documentclass[dvipdfmx,uplatex]{jsarticle}
\def\vector#1{\mbox{\boldmath $#1$}}
\usepackage{amsmath}
\usepackage{amssymb}
\usepackage[hiresbb]{graphicx}
\usepackage{ascmac}
\usepackage{siunitx}
\usepackage{float}
\usepackage{tikz}
\usepackage{circuitikz}
\usepackage{url}
\makeatletter
\renewcommand{\theequation}{%
\thesubsection.\arabic{equation}}
\@addtoreset{equation}{subsection}
\makeatother
\title{title}
\author{name}
\date{date}
\begin{document}
\maketitle
\include{chapter01/191105}
\end{document}
使いたいパッケージと、\include
を用います。.texの拡張子を書く必要はありません。
注意
分割しているchapter内のtexファイルに usepackage
を記述するとおかしくなりました。分割されたファイルには記述せず、ただひたすら文を打っていきます。