勉強前の理解度
- コンピュータとHDDや周辺機器を接続する規格
- 基本情報技術者試験を勉強したときによく見た
- たぶん古い
SCSIの概要
- SCSI(Small Computer System Interface)
- 読み方は「スカジー」
- 7台までの機器を数珠つなぎにして接続する(デイジーチェーンと呼ばれる)
- 1986年頃から急速に普及して、当初の5MB/s(SCSI)から320MB/s(Ultra320)まで高速化が進んだ
- 現在は後継規格のSASが主流
IDEの概要
- IDE(Integrated Device Electronics)
- 読み方は「アイディーイー」
- 「ATA(エーティーエー)」「パラレルATA」と呼ばれることもある
- 1980年代終盤ごろ~2000年代初めごろまで、HDDの接続規格として主流だった
- 当初のIDEでは504MiBを超える容量が認識できなかった(504MiBの壁)ため、それを解決する後継規格としてEIDEが登場している
- 現在は後継規格のSATA(Serial ATA)が主流だが、古いマシンではまだIDEが使用されていることがある
SCSIとSAS
SCSIとSASの違いの最も大きな点は、SCSIが「パラレル伝送」を採用しているが、SASが「シリアル伝送」を採用している点。複数の銅線を束ねて転送を行うパラレル伝送では、通信速度が大きくなるにつれて、束になった銅線の間で
- ノイズが発生する(クロストーク)
- 到達に時差が発生する(スキュー)
などが問題となり、SAS(Serial Attached SCSI)へと移行が進み、2006年頃から普及が進んだ。
なお、SCSIの転送速度320MB/sに対し、SAS 4.0の転送速度は24Gbpsである。
IDEとSATA
上記同様、IDEもパラレル転送方式を採用していたため、IDEをシリアル転送方式として後継したものがSATAである。(IDEのケーブルは帯状に長いため、サーバーの冷却効率が下がるみたいな話をどこかで聞いた気がする)
なお、前述のSATAは半二重通信を行うが、SASは全二重通信を行い、SATA3の通信速度は6.0Gbps(実際は600MB/s)である。
参考
こんなにある!HDDの種類 – バックアップ・データ復旧 | GUARDIAN+R
容量の壁 - Wikipedia
ハードディスクの構造とパーティション by eslab
SAS(サス)とは : 富士通
SATAの転送速度は世代で異なる?PCIeとの比較や接続で注意することは | 分かりやすく解説!HDD・SSD!!
シリアルATA - Wikipedia