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ATM(Asynchronous Transfer Mode)をかんたんに説明してみる

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勉強前の理解度

  • ネットワークの勉強を始めてからよく聞く
  • データリンク層の用語らしい
  • 多分銀行とは関係ない

ATMの概要

  • データリンク層のプロトコル
  • ITUやATMフォーラムなどで規格化された

用途

 既存の一般電話回線(B-ISDN)の高速化のために考案されたが、広く普及することはなかった。ATMの技術はMPLSに引き継がれている。

特徴

データの処理単位が小さい

 ATMはセルの大きさが53オクテット(ヘッダ5オクテット+データ48オクテット)の固定長となっている。セルの大きさが小さく固定されているため、中継や受信にかかる時間が短くて済むので、特に音声信号の扱いに向いているらしい(音声信号のやり取りは20~30ms以内と短く収める方が好ましいみたい)。
 なお、ヘッダを挿入することで実際の通信速度が本来より若干(10%程度)落ちる。

大容量データの転送効率が良い

 データの処理単位が小さいため、回線の占有時間を短く抑えることができる。また、一つの回線を論理的に分割することで、同時多重通信を実現している。

輻輳するリスクが高い

 ATMにはイーサネットやFDDIのように送信権の制御ができないため、多くのコンピュータが一斉に大量のデータを送信することが可能である。また、小分けにしたセルのうち1つでも失われてしまうと、全てのセルを再送信しなければならない。
 以上のことからネットワークが輻輳しやすいので、注意が必要である。(末端のネットワークの帯域の合計をバックボーンの帯域よりも小さくなるようにするなど)

参考

ATMとは 「非同期転送モード」 (Asynchronous Transfer Mode): - IT用語辞典バイナリ:
MPLSが生きながらえる理由(中) - MPLSが生きながらえる理由:Computerworld
マスタリングTCP/IP
【NTT西日本】ATM(Asynchronous Transfer Mode)|ICT用語集|法人・ 企業向け ICT サービス ・ ソリューション
Asynchronous Transfer Mode - Wikipedia

 

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