勉強前の理解度
デフォルトルート:知らない
ループバックアドレス:自分を指すIPアドレス
リンクローカルアドレス:DHCPでうまくIPアドレスを割り振れなかったときに設定されるIPアドレス
デフォルトルート
「0.0.0.0/0」と表記され、全てのIPアドレスにマッチするため、ルータなどが経路表にないIPアドレスを処理するための経路として利用される。
(経路表にマッチするIPアドレスが複数ある場合、一致するビット列が長い方が選択される(最長一致)ため、少しでも一致するIPアドレスが経路表に存在する場合、デフォルトルートは選択されない)
なお、転送先には隣接するルータやISP側のルータがよく指定される。
ループバックアドレス
「127.0.0.1」と表記される(※)。ホスト名はlocalhostで、端末自身を表す。外部に対して公開している機能を端末自身でアクセスしたい場合などに用いる。そのため、ループバックアドレスに対して通信を行ってもパケットは端末内で折り返し、ネットワーク上を通過しない。
※ループバックアドレスのアドレス空間は127.0.0.0/8だが、一般には127.0.0.1が用いられる。
リンクローカルアドレス
アドレス空間は「169.254.0.0/16」で、DHCPによってIPアドレスを割り振ることができなかった場合に、コンピュータが自身に割り振るIPアドレスである。プライベートIPアドレスと同様同じデータリンク内でのみ有効であるため、リンクローカルアドレスはルーターに転送されない。
APIPA(Automatic Private IP Addressing)
コンピュータが自身にリンクローカルアドレスを割り当てる方法。「169.254/16」のアドレス空間からランダムにIPアドレスを決定し、ARPによってデータリンク内に同じIPアドレスが存在しないことを確認する。(使用中のIPアドレスで合った場合、IPアドレスを変更して処理を繰り返す)
参考
デフォルトルート(ラストリゾート)とは - 意味をわかりやすく - IT用語辞典 e-Words
マスタリングTCP/IP
リンクローカルアドレス - Wikipedia