勉強前の理解度
ループバックアドレス:自分自身を表すアドレス、IPv4で言うところの「127.0.0.1」
リンクローカルユニキャストアドレス:名前が長い
ユニークローカルアドレス:ローカルだけどユニークなIPアドレス
グローバルユニキャストアドレス:グローバルIPアドレスっぽい
ループバックアドレス
ここのループバックアドレスとほぼ同義。自分自身を表すIPアドレス。Ipv4では「127.0.0.1」だが、IPv6では「::1」である。ホスト名はIPv4と同じく「localhost」。
リンクローカルユニキャストアドレス
プライベートIPアドレスのように、同一データリンク内で使用するIPアドレス。ルーターに中継されない。
各組織ごとに40bitのグローバルIDを含めるが、これが重複すると組織のネットワークを統合することができないため、重複の可能性が低くなる計算方法が推奨されている。アドレス空間は「fe80::/10」。
ユニークローカルアドレス
同一ネットワーク内で使用するIPアドレス。ルーターに中継されない。アドレス空間は「fc00::/7」だが、通常は「fd00::/8」を使用する。なお、「fd00::/8」は未定義で、現在未使用である。
機械制御などの制御系ネットワークや、金融機関などの勘定系ネットワークなどインターネットとの通信を想定していない環境や、セキュリティを高めるためにインターネットとはNATやゲートウェイ(プロキシ)経由で通信する企業内のネットワークなどに利用されます。
グローバルユニキャストアドレス
インターネットと通信を行うためのIPアドレスで、インターネット上で一意となる。アドレス空間は上記とマルチキャストアドレス、「::/128」を除いたものである。先頭3bitが「001」で、「2000::/3」。
- 「2001::/16」:IPv6のインターネットを介した通信用に一般に割り当てられている。
- 「2002::/16」:6to4用のIPアドレスで、IPv4ののホストにIPv6パケットを送受信させるために使用されている。
- 「2003::/16 ~ 3FFD::/16」:現在未割り当てで、使用されていない。
参考
第1回 IPv6の概要:Windows管理者のためのIPv6入門(2/3 ページ) - @IT
マスタリングTCP/IP
6to4 ‐ 通信用語の基礎知識