勉強前の理解度
- パケットをうまい感じに伝送する技術
- VPNで使われた気がする
IPトンネリングの概要
トンネリングとは
公衆回線上の２点間で、閉じられた通信経路を仮想的に作ること。一般に、通信経路上のネットワークでサポートされていないプロトコルを使用して通信する場合に利用される。
例えば、IPv6をサポートしていないネットワークを通信経路としてIPv6で通信をする場合などに利用する。
IPトンネリングとは
ネットワーク層の通信ヘッダに、さらにネットワーク層の通信ヘッダが続くトンネリング。
例えば、IPv6で通信する場合データにIPv6ヘッダが付与されるが、そのままだとIPv4のみをサポートしている通信経路を通過できない。そのため、「IPv6ヘッダとペイロード」をデータとしたIPv4ヘッダを付与することにより、IPv4のみをサポートするネットワーク内を通過できるようになる。
なお、上記のような「別のプロトコルでヘッダとデータを包む」ことをカプセル化という。
IPトンネリングの用途
- Mobile IP
(ノードが移動してもIPアドレスを固定化する仕組み) - IPv4ネットワークを経由してIPv6パケットを送る
- IPv6ネットワークを経由してIPv4パケットを送る
- L2TP
(データリンク層でトンネリングを行うためのプロトコル)