勉強前の理解度
- VPNの方式の一つ
- たぶん主流
IP-VPNの概要
IP-VPNでは、通信事業者が用意した閉域ネットワークを利用してVPNを構築する。そのため、インターネット回線を利用したインターネットVPNに比べ盗聴や改ざんのリスクが低く、通品品質が高い。
しかし、その性質上数千円~数万円程度の月額料金が発生するため、インターネットVPNよりコストがかかる。(インターネットVPNはルーターの購入費用など初期投資のみで自社で構築可能である)
なお、IP-VPNの契約数は増加傾向であったが、近年は横ばいで推移している。
MPLS(Multi-Protocol Label Switching)
ラベルを利用したパケット転送技術。閉域ネットワーク内では、MPLSを利用してデータがやり取りされている。MPLSでは、IPアドレスではなくラベルによってパケット転送を行うため、IPルーティングよりも高速でパケットを転送できる。
IP-VPNは、LER(Label Edge Router)とLSR(Label Switching Router)を用いてMPLSを実現する。LERを通過する際にラベルの取り付けと取り外しが行われ、LSRが付与されたラベルを元にパケットを転送する。つまり、パケットを送る際の流れは以下のようになる。
- 送信元のLERでラベルを取り付け、LSRに転送する
- LSRがラベルに基づいてパケットを転送する
- 送信先のLERでラベルを取り外す
参照
【支援士22年 #8】IP-VPNのきほん - YouTube
VPNの構築費用はいくらかかる?【安く抑えるコツとは】 | システム開発会社を探すなら「比較ビズ」
総務省|令和3年版 情報通信白書|提供状況
VPNとは