はじめに
Remixは、React向けのフルスタックWebフレームワークであり、その特徴の一つにファイルシステムベースのルーティングがあります。Remixでアプリケーションを作成する際には、一貫性のあるファイル命名規則に従うことが重要です。本記事では、Remixにおけるファイルの命名規則について詳しく解説します。
命名規則
ルートファイル
Remixでは、ルートファイルの命名規則として、ルートパス .tsx
またはルートパス /index.tsx
を使用します。
例えば、app/routes/posts.tsx
やapp/routes/posts/index.tsx
のように命名します。
この規則に従うことで、ルートとファイルの対応関係が明確になり、コードの可読性が向上します。
コンポーネントファイルの命名規則
コンポーネントファイルの命名規則としては、パスカルケースを使用します。
例えば、PostList.tsx
やUserProfile.tsx
のように命名します。
パスカルケースを使用することで、ファイルがコンポーネントであることを明示できます。
スタイルファイルの命名規則
スタイルファイルの命名規則は、キャメルケースまたはパスカルケースを使用します。
例えば、postList.css
やUserProfile.module.css
のように命名します。必要に応じてモジュール化することで、スタイルの適用範囲を限定できます。
ユーティリティファイルの命名規則
ユーティリティファイルの命名規則としては、キャメルケースを使用します。
例えば、ormatDate.ts
やcalculateTotal.ts
のように命名します。キャメルケースを使用することで、ファイルがユーティリティ関数であることを明示できます。
データモデルファイルの命名規則
データモデルファイルの命名規則は、パスカルケースを使用します。
サーバーサイドで使用する場合は、.server.ts
を付けます。例えば、Post.ts
やUser.server.ts
のように命名します。
データモデルファイルの命名規則
データモデルファイルの命名規則は、パスカルケースを使用します。サーバーサイドで使用する場合は、.server.ts
を付けます。例えば、Post.ts
やUser.server.ts
のように命名します。
設定ファイルの命名規則
設定ファイルの命名規則は、キャメルケースを使用します。例えば、remix.config.js
やpostcss.config.js
のように命名します。
テストファイルの命名規則
テストファイルの命名規則は、テスト対象のファイル名に.test.ts
または.spec.ts
を付けます。例えば、formatDate.test.ts
やPostList.spec.ts
のように命名します。
おわりに
Remixにおけるファイルの命名規則を一貫して適用することで、コードの可読性と保守性が向上し、チーム内での開発スタイルの統一が図れます。本記事で紹介した命名規則を参考に、Remixアプリケーションの開発を進めていただければ幸いです。