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Power Virtual Agetns と Power Automate で神経衰弱ゲームを作る①

Last updated at Posted at 2022-01-31

#はじめに

Teams版のPower Virtual AgetnsとPower Automateを利用して、神経衰弱ゲームを作ってみましたので、内容を説明します。

#全体の仕組み

image.png

① Power Virtual Agetns で「初期化トピック」を呼び出すためにトリガーフレーズを設定します。
② 「初期化トピック」から、「初期化フロー」を呼び出します。「初期化フロー」では、カードの初期配置を作成します。
③ 「初期化トピック」から、「トピックA」を呼び出します。
④ 「トピックA」で、1枚目と2枚目のカードを質問します。それぞれのカードの回答を受けるたびに「神経衰弱処理フロー」を呼び出し、カードをめくる処理を実行します。
⑤ 「トピックA」から、「トピックB」を呼び出します。
⑥ 「トピックB」でも④の「トピックA」と同様の処理を行い、「トピックA」を呼び出します。
⑦ ④~⑥を繰り返します。

#初期化処理

今回は、初期処理の部分を説明します。

##トピック「初期化処理」

image.png

トピックの全体図です。
最後に呼び出しているトピック「ループA」は次回作成していきます。

image.png

##トピック「初期化処理」

呼び出すフロー「初期化処理」の全体図です。

image.png

###ランダム配列の作成

ランダム配列の作成は、[Hiroさんの「Power Automate で配列をシャッフルする方法」]
(https://mofumofupower.hatenablog.com/entry/2020/10/06/160200)を参照ください。すごいテクニックです。

range()関数で、1~54の数字の配列を作成します。
image.png

range(1,54)

1~54のランダムな数字で、要素数が54000の配列を作ります。
image.png

range(0, mul(length(outputs('1to54array')), 1000))

MSのDocsにある通り、
rand()は、maxValue(第2引数)-1の数字まででランダムな値を作成するため注意してください。
image.png

image.png

int(string(rand(1,add(length(outputs('1to54array')),1))))

union()関数を利用し、作成したランダムな数字の配列と1~54の配列で重複を除くと、重複しないランダムな並び順の1からの54個の整数が取得できます。
image.png

union(body('54000array'), range(1, length(outputs('1to54array'))))

ランダム配列をカンマ区切りで繋げます。
image.png

###場のカードの作成

ランダムな数字配列とは別に、場のカードを文字列で作成しておきます。
今後、絵が合って捲られたカードは、この文字列で保持していきます。
Teamsチャットでの改行は、LF(ラインフィード)二つで1行の改行となるため、ここでは改行コードが倍入っています。

image.png


🔲 ❶ ❷ ❸ ❹ ❺ ❻ ❼ ❽ ❾

❶ 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳

❷ 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳

❸ 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳

❹ 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳

❺ 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳

❻ 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳 🔳

最後に、ランダム数字配列と
image.png

場のカード文字列をトピックに返します。
image.png

#おわり

今回は、神経衰弱ゲームで各カードに割り当てるランダムな数字の配列と、場のカードの並びとなる文字列を作成しました。
次回はいよいよ、カードをめくったときの処理を記載する予定です。

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