Power Virtual Agetns と Power Automate で Wordle を作る①

はじめに

Teams版のPower Virtual AgetnsとPower Automateを利用して、最近話題の Wordle を作ってみましたので、全２回にわたって内容を記載します。

#PowerVirtualAgents で #Wordle を作ってみました。
答えは100の候補からランダムで設定するため、ゲームとしては簡単です笑
昨夜はWORDLEの事をよく知らずに適当なものを実装してしまってごめんなさい。#気ままに勉強会 pic.twitter.com/HMB4VUv1vj

— Miyake Mito (@MiTo60448639) March 6, 2022

初期処理の作成

全体象は下図になります。今回は、赤枠で囲った初期処理部分を記載します。

①トピック「初期化」

ゲーム開始のトリガーフレーズを受けるトピックを作成します。
フロー「初期化処理」を呼び出し、メイン処理となるトピック「ループ1」を呼び出します。

トピック「ループ1」の内容は、次回の記事にて記載します。

②フロー「初期化処理」

全体像は下図になります。
答え候補の単語を配列で登録し、その中からランダムで一つの単語を今回のゲームの答えとします。

答え候補配列の作成

答え候補の配列を作成します。
Wordleの過去の答えの一覧を掲載しているサイトなどから取得し、配列として登録します。

配列の要素が多いほど、答えに多様性が発生するため、難易度は上がります。
5文字の単語であれば、日本語など他言語での作成も可能です。

[
  "APPLE",
  "POINT",
  "CIGAR",
  "REBUT",
  "SISSY",
  "HUMPH",
  "AWAKE",
  "BLUSH",
  "FOCAL",
  "EVADE"
]

今回の答えを選択

上記の答え候補から、ランダムで一つの要素を選びます。

rand()関数を用いて乱数を取得し、上記配列への添え字に指定することで、配列からランダムに一つの要素を取得します。

outputs('答えの候補')?[rand(0,length(outputs('答えの候補')))]

残りの処理

フローの戻り値となる答えには上記で取得したランダムな要素を、回答履歴にはnull値をセットします。

まとめ

今回は、ゲームを開始し、答えとなる単語を選出するまでの処理を記載しました。
次回は、ゲームのメインとなる、回答⇒結果の処理を記載します。