はじめに
Microsoft Ignite 2023 で、Power Virtual Agents に重大な発表がされました。
なんと、Microsoft Power Virtual Agents は Microsoft Copilot Studio の一部に統合される とのこと
現在、当記事では現在発表されている情報を扱います。
Power Virtual Agents ブログ
- Power Virtual AgentsはCopilot Studioの一部となり、既存の顧客は中断なく移行できる。
- 大規模言語モデルの進歩が、チャットボットと人間の働き方に影響を与えている。
- 生成型AIにより、チャットボットは自然でパーソナライズされた回答を生成できるようになった。
- Microsoft Copilot Studioを通じて、独自のCopilotを構築し、データ接続やワークフロー管理が可能に。
神戸市の事例が紹介されているのがうれしいですね!
Microsoft Copilot Studio
Microsoft Copilot Studio
https://www.microsoft.com/en-us/copilot/microsoft-copilot-studio
Demoを試すことができ、URLを指定することで、Webサイトの情報を元にボットとの会話が可能です。
Microsoft Copilot Studio の機能
各機能の概要になります。
1.プラグイン
Copilot(ボット)は、ユーザーとの会話の中で必要なプラグインを動作させるとこのとです。
プラグインは、
- 会話型プラグイン
- AIプラグイン
があります。
1-1.会話型プラグイン
Power Virtual Agents のトピックを作成するように、会話型プラグインを作成し公開することで、Microsoft Copilot との会話にプラグインとして挿入可能です。
アクションにはPower Automateフローの呼び出しの他、Power Virtual Agents 生成AI機能、HTTP要求なども呼び出し可能なため、強力なプラグインが作成できそうです。
1-2.AIプラグイン
Copilotは、必要に応じてプラグインを動作させます。ユーザーに詳細情報を自動的に要求します。
AI Builder、Power Automate フロー、カスタムコネクタ、OpenAI プラグインが登録可能。
2.生成AI
Power Virtual Agents時代にもありましたが、外部 Web サイト、SharePoint、OneDrive、特定のドキュメントなど選択したコンテンツをデータソースとして、動的にリアルタイムで回答を生成します。
ユーザーからの予期しない質問にもボットは応答できようになります。
3.AI 統合ツール
Azure サービスとの統合により、ボットにより強力な機能を追加できます。
Azure Cognitive Service for Language との統合
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot-studio/advanced-clu-integration
Azure OpenAI の AI モデル
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-copilot-studio/nlu-generative-answers-azure-openai
Copilot SDK
Microsoft Bot Framework を利用
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-copilot-studio/advanced-use-skills
4.チャネル
Copilot チャネルとして、Microsoft Copilot が追加されました。会話型プラグインの公開も可能です。
4.エージェントの転送
Power Virtual Agents 時代から存在する機能。
ライブチャットオペレータや、他のボットに転送
Dynamics 365 Customer Service オムニチャネルの音声機能への接続可能
5.セキュリティ
Copilot(ボット)の共有
ボットの共同編集可能
認証
ボットに制限付きリソースや情報へのアクセス認証機能を付与するため、ユーザーにサインイン機能追加できます。
WebチャネルのセキュリティL
Direct Line シークレットまたはトークンにより、制御する場所へのアクセスのみを有効にできます。
許可リスト(近日公開)
6.スキル
Got Framework SDK などで構築された組織内でボットを、スキルに変換し、Copilot Studio ボットに登録可能。
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-copilot-studio/configuration-add-skills
7.言語理解
Azure Cognitive Service for Language を利用し、会話言語理解 (CLU) モデルをボットと統合可能。
8.言語
言語を追加しボットの音声を言語ごとにカスタマイズできます。