44
31

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Microsoft Copilot Studio の概要と、Power Virtual Agents の Ignite2023 での発表まとめ

Last updated at Posted at 2023-11-15

はじめに

Microsoft Ignite 2023 で、Power Virtual Agents に重大な発表がされました。

なんと、Microsoft Power Virtual Agents は Microsoft Copilot Studio の一部に統合される とのこと

現在、当記事では現在発表されている情報を扱います。

Power Virtual Agents ブログ

  • Power Virtual AgentsはCopilot Studioの一部となり、既存の顧客は中断なく移行できる。
  • 大規模言語モデルの進歩が、チャットボットと人間の働き方に影響を与えている。
  • 生成型AIにより、チャットボットは自然でパーソナライズされた回答を生成できるようになった。
  • Microsoft Copilot Studioを通じて、独自のCopilotを構築し、データ接続やワークフロー管理が可能に。

神戸市の事例が紹介されているのがうれしいですね!

Microsoft Copilot Studio

Microsoft Copilot Studio
https://www.microsoft.com/en-us/copilot/microsoft-copilot-studio

Demoを試すことができ、URLを指定することで、Webサイトの情報を元にボットとの会話が可能です。

image.png

試用版の開始も可能。
image.png

Microsoft Copilot Studio の機能

以下の機能が利用可能です
image.png

各機能の概要になります。

1.プラグイン

Copilot(ボット)は、ユーザーとの会話の中で必要なプラグインを動作させるとこのとです。

プラグインは、

  • 会話型プラグイン
  • AIプラグイン

があります。

1-1.会話型プラグイン

Power Virtual Agents のトピックを作成するように、会話型プラグインを作成し公開することで、Microsoft Copilot との会話にプラグインとして挿入可能です。

アクションにはPower Automateフローの呼び出しの他、Power Virtual Agents 生成AI機能、HTTP要求なども呼び出し可能なため、強力なプラグインが作成できそうです。

1-2.AIプラグイン

Copilotは、必要に応じてプラグインを動作させます。ユーザーに詳細情報を自動的に要求します。
image.png

AI Builder、Power Automate フロー、カスタムコネクタ、OpenAI プラグインが登録可能。
image.png

2.生成AI

Power Virtual Agents時代にもありましたが、外部 Web サイト、SharePoint、OneDrive、特定のドキュメントなど選択したコンテンツをデータソースとして、動的にリアルタイムで回答を生成します。
ユーザーからの予期しない質問にもボットは応答できようになります。

3.AI 統合ツール

Azure サービスとの統合により、ボットにより強力な機能を追加できます。
image.png

Azure Cognitive Service for Language との統合
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-copilot-studio/advanced-clu-integration

Azure OpenAI の AI モデル
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-copilot-studio/nlu-generative-answers-azure-openai

Copilot SDK
Microsoft Bot Framework を利用
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-copilot-studio/advanced-use-skills

4.チャネル

Copilot チャネルとして、Microsoft Copilot が追加されました。会話型プラグインの公開も可能です。
image.png

4.エージェントの転送

Power Virtual Agents 時代から存在する機能。
ライブチャットオペレータや、他のボットに転送
Dynamics 365 Customer Service オムニチャネルの音声機能への接続可能
image.png

5.セキュリティ

image.png

Copilot(ボット)の共有
ボットの共同編集可能

認証
ボットに制限付きリソースや情報へのアクセス認証機能を付与するため、ユーザーにサインイン機能追加できます。

WebチャネルのセキュリティL
Direct Line シークレットまたはトークンにより、制御する場所へのアクセスのみを有効にできます。

許可リスト(近日公開)

6.スキル

Got Framework SDK などで構築された組織内でボットを、スキルに変換し、Copilot Studio ボットに登録可能。
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-copilot-studio/configuration-add-skills

7.言語理解

Azure Cognitive Service for Language を利用し、会話言語理解 (CLU) モデルをボットと統合可能。

8.言語

言語を追加しボットの音声を言語ごとにカスタマイズできます。

44
31
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
44
31

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?