はじめに
Teams版Power Virtual Agetns で作成した Power Automate フローは [名前をつけて保存] すると、別名で複製が作成できます。
これはフローのバックアップやブランチに利用できる便利な機能です。
しかし、複製されたフローは、ぱっと見どこに作成されたのかわかりません。
また、そのままでは Power Virtual Agetns のチャットボットから呼び出すこともできません。
- 複製の手順
- 複製をチャットボットから呼び出す手順
を、Microsoftサポートよりご教示いただいたので記載します。(自分メモを兼ねて)
フローの複製方法
Teams版Power Virtual Agnets チャットボットで[フローの詳細を表示]をクリックします。
複製したフローはどこに?
複製したフローは、チャットボットを作成したTeamsチームの環境に作成されています。
Power Automate ポータルにログインし、[環境]を複製元フローの存在するチームに環境を変更します。
複製したフローをチャットボットで呼び出すには・・・
上記と同じく、Power Automate ポータルにログインし、[環境]を複製元フローの存在するチームに環境を変更します。
[ソリューション]を選び、[Common Data Services Default Solution]を選択します。
[既存を追加]-[自動化]-[クラウド フロー]を選択します。
表示されたペインで[Dataverseの外部]をクリックし、複製したフローを選択し[追加]。
追加したフローは[有効にする]にせずにチャットボットから呼び出すと、チャットボットの応答がエラーとなりますので注意が必要です。
これで、チャットボットから複製したフローを呼び出すことが可能となりました。
まとめ
Teams版PVAで作成した フローを[名前をつけて保存]すると、所属するTeamsチームの環境に作成されます。
作成時は、どのソリューションにも属しません。
複製したフローは、「Common Data Services Default Solution」ソリューションに追加し、有効にするとチャットボットから呼び出しが可能となります。
Power Automateには残念なたらバージョン履歴を管理する機能がありません。
よって、自身で断片をコピーし履歴にする必要があります。
本記事の方法でフローのコピーを有効活用いただけたら幸いです。