はじめに
いつのまにかアレクサスキルにWake on lan(以下,WoL)が追加されていました。
この機能はネットワークを通じてPCを起動可能にするものです。作者の方に感謝です。
実際に設定して試してみたので、備忘録を記しておきます。
参考
以下のページに従って設定しました。
github: somq14/alexa-wake-on-lan
eizone.info: Windows10/ Windows11 の Wake On Lan (WOL)設定
n-Archives.net: 起動される側のPCのWOL設定(2/3):Windows ネットワークアダプタの設定
デジカン: ASRockのマザーボードでWOLできない人はここをチェック
環境
M/B:AsRock B450 Steel Legend
OS:Windows 11 Pro 22H2
Alexa:Echo Dot第2世代
設定方法
- BIOS/UEFIでWoLを有効化
- ネットワークアダプタでWoLを有効化
- アレクサスキルの設定
1. BIOS/UEFIの設定
BIOS/UEFIを起動して、WoLを有効にします。メーカーごとに設定が異なります。
AsRockのM/Bを使っている人は次の設定に気をつけてください。私は引っかかりました。
誤った設定:UEFIの「起動」タブ->「オンボードLANからブート」->有効
正しい設定:「アドバンスド」タブ->「PCIEデバイス電源オン」->有効
誤った設定はWoLと関係のないPXEブートの有効化でした。
2. ネットワークアダプタの設定
「デバイスマネージャ」から「ネットワークアダプター」を開き、使用しているものをダブルクリック
ネットワークアダプタの「詳細設定」タブを開き、Wake on Lan関連の設定を有効化します。
「Wake on magic packet when system」->有効
「WOLとシャットダウンリンク速度」->10 Mbps優先
「ウェイク・オン・パターン・マッチ」->有効
「ウェイク・オン・マジック・パケット」->有効
「電源の管理」タブの「Magic packetでのみ、コンピューターのスタンバイ状態を解除できるようにする」にチェック
3. アレクサスキルの設定
始めに「https://wol.somq14.net/ 」にAmazonアカウントでログインします。
「+新しいパソコンを登録する」をタップし、先程のネットワークアダプタのMACアドレスを入力します。
次にアレクサアプリを起動し、下部の「その他」->「スキル・ゲーム」をタップします。
「Alexaスキルを検索」から「Wake-on-LAN」を探します。
「有効にして使用する」をタップしてしばらくすると完了です。
まとめ
アレクサスキル「Wake-on-LAN」の設定の仕方を記しました。
誰かの役に立てば幸いです。