なぜこんなことをしたの
私の使っているSynology NASには、iTunes server機能(ホームシェアリング)がありまして、iTunesがインストールされているマシンへとDLNAのようにストリーミング配信してくれるんです。
これが本当に便利で、私の128GBストレージのMBAでは容量を食わず、使い勝手が最高です。
→__追記:2020-04-07__
Synology含めQNAPなど多くのメーカのNASのiTunes Server機能がmacOS Catalinaのミュージック.appだと使い物にならなくなっています.この前書いた記事では対応策を載せております.ぜひ参考にして対策して下さい.もちろん本記事の方法はこの記事の対応策を利用しても使えます.→https://qiita.com/Miutaku/items/e24d15fe157dc16ef860
--追記終わり--
しかし、決して家の外からはそのままではアクセスできません。
そこでVPNですよ〜〜〜〜
日本人は賢くて,SoftetherVPNという大変素晴らしいものが開発されています。詳しいことはSoftheterのHPを見ていただきたいのですが、Etherフレームごとカプセル化してくれるVPNなのです。だから、WindowsではVPNクライアントアプリをSoftetherから拾ってきてGUIでそのまま設定すればいいんです。しかし、MacやLinuxではそうはいきません。CUIアプリで接続を行い、うまく全通信をVPNサーバ宛にルーティングしてやる必要があります。
また、私の学校ではプロキシサーバが上流にあり、TCP443ポートしか空いていません。そこで次のように通します。
Mac→Wi-Fi→ゲートウェイ→プロキシサーバ→インターネット→私のおうち→NAS**
じゃあどうすんだ
単刀直入に言うとOpenVPNを使いました。CUIでルーティングするのはスクリプト書いたりと面倒なので…
MacではTunnelBlickを使います。インストールしておきましょう。
https://www.tunnelblick.net/
今回のケースでの設定の仕方
では,早速やっていきましょう.
1.OpenVPNの設定画面を開く
MacでVPN Server Managerを立ち上げ、OpenVPN/MS-SSTP Settingを開きます。
2.設定ファイルの生成
真ん中のGenerate a Sampleうんたらを押します。設定ファイルを保存する場所を選択する画面が出ると思います。/Desktopなど適当なところに保存します。
3.設定ファイルの書き換え
保存したOpenVPN~.zipを解凍し、中のフォルダにある「〜l2.ovpn」をテキストエディタで開き、環境に合わせて書き換えます。
dev tap
proto tcp #学内がudpプロトコルを弾くのでtcpにした
remote XXXX.v4.softether.net 443
http-proxy proxy.xxx.yyy 8080 ~/yourdirectory/user_auth.txt basic #学内プロキシ経由接続(ユーザ認証あり)
cipher AES-256-CBC
auth SHA1
resolv-retry infinite
nobind
persist-key
persist-tun
client
verb 3
auth-user-pass
<ca>
.
.
.
TunnelBlickで設定、接続、確認までする
1.個人用でインストール
2.OpenVPN設定画面で、次のようにする。
3.接続ボタンを押す。パスワードが求められたりしたら認証する。
自分のユーザ名、パスワードを入力する。