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みんなだいすきRaspberry Pi(以下ラズパイ)、せっかく買ったのに、仮想化基盤を家に用意して不要になったり、電子工作に飽きてもう使わなくなりがち…
買ったときは数千円〜1万円以上出したのにね…
そんな可哀想なラズパイ、家に転がってませんか?もったいなくないですか?
僕も
- ラズパイ初代
- ラズパイB+ ×2(マジでいらない…)
- ラズパイ4B(2GB)
- ラズパイ4B(4GB)
が家に転がってます。
そこで、使い道を考えてみました。というか実際に運用しているものもあります。
使い道
Magic Mirror2
Magic Mirror2をご存知でしょうか?
なんかいい感じに、「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰?」的なのをすることができます。
実際にどういった使い方を想定しているかは、「スマートミラー」を検索してみればいいかな〜と。(適当でごめんなさい)
直近の自分のタスクとかをいい感じに表示したりできて結構便利です。
動作環境はラズパイ4B(2GB)ですが、おそらくラズパイ2とかでもいけます。
ちなみに、茨の道感すごいですが、ラズパイB+でも動きそうです。ブラウザアプリケーションがchromiumが使えないだけで、軽量なmidoriとかなら行けそうな気がしてます。
さらにちなみに(?)、ラズパイB+だと、swapを2GB追加して、オーバークロックで1GHzにした状態で、MagicMirror2をセットアップするとこれが一生出ました。
(node:1716) MaxListenersExceededWarning: Possible EventEmitter memory leak detected. 11 close listeners added to [TLSSocket]. Use emitter.setMaxListeners() to increase limit
セットアップはできちゃったけど。
armな仮想化基盤
ProxmoxVE、実はラズパイで動きます!!!!(多分aarch64だけ)
非公式なんですけどね。Pimox っていうのを作ってくれている有志がいて、そのおかげで使えます。
ESXiが無償版の提供をやめるってなって話題になった(?)仮想化基盤アプリケーションですね。
が…正直、今だとCockpitのほうがいいかもですね。まずCPUアーキテクチャの制限や動作するLinuxOSの制限もほぼないし、cockpit-podmanでコンテナ管理できちゃうし、cockpit-machinesで仮想マシンも管理できちゃいます。
しかも、PVEと違って、公式サポートされてますし。ここすごい嬉しいポイント。
うちだと、PVEはRPi4B(4GB)で、CockpitはRPi4B(2GB)で動かしてます。
ゆくゆくはこれにすべて置き換えて遊ぶ予定だったりします。
センサーbot
AliExpressとかでよくセンサーが色々売ってますよね。CO2取れるやつとかいろいろ。
安くセンサを仕入れたら、物によっては、市販品より安くいろいろ作れるかもしれないですよ〜
今、在宅勤務してるよーって人とか、会社と違って、労働環境をちゃんと整備できてないことがしばしば。
空調が適切に効いてないー、とか、CO2の濃度が高いー、とか。
そういうのを、アラートを自分に飛ばすbotとして使うの結構良くないですか?????
[WARNING!]とか、[CRITICAL!]とかで飛んできたらドキッとしますよね。そんな感じで。
踏み台
SSHとか…なんか踏み台サーバ的なアレ…
ラズパイ初代をこれに使ってます…(これくらいしか使い道がなかった…)
監視サーバ
多分grafana/prometheusとかは非力なラズパイだと動かないと思いますが、Pi3以降とかならそれなりに使える…かも?
VPNサーバ
SoftEther VPNを動かすサーバとして使うのありです。
ただし、マシンスペック的には、非常用のVPNとかの用途でしか使えないと思います。
というか、VPN使うくらいならゼロトラスト化したほうがいいです。Cloudflare Tunnelとか使って。
うちはCloudflare Tunnelですべてゼロトラスト化してますし、一部どうしてもゼロトラスト化できないものはTailscaleを使っています。
Tailscale relay node
Tailscaleという、VPNを利用したメッシュネットワークを提供するサービスがあります。
無料で20台までマシンを追加できます。
家のサーバが多くなりすぎて20台を超える人は、リレーノードとして使うのがいいかなーと。
詳しくは↑のドキュメントを読んでいただきたいのですが、以下のようにしてやれば、tailscaleのメッシュネットワークから、自宅のLANにアクセスができるようになります。
sudo tailscale up --advertise-routes=192.168.0.0/24,192.168.1.0/24
これ、非常用のVPN程度にする程度でトラフィックあまり流さないなら、大してマシンリソース食わないので、ラズパイ初代でも全然動きます。
公式ドキュメントにも回てますが、2台以上のラズパイをリレーノードとしてやっても問題ないっぽいので、それによって高可用性を担保するってのもいいですね。余ってるラズパイをいい感じに消費できますね!
私は、非常用で家に接続したいときのため、Tailscaleのリレーノードを仮想化基盤上で立てていますが、ラズパイ初代を2台使うのいいかも…ってなってます(笑)
→ 2024.08.01 追記
実際にtailscaleのsubnetルーターを、RPi B+ 2台で動かしました。
OCIに立てているHomeAssistantサーバ <-> 家のIoT機器の通信と、
たまに外からどうしてもLANのIPで接続したい時に使ってます。非常に快適に動いています。
あとがき
お酒飲みながら色々書いてたのでなんかいろいろめちゃくちゃなこと書いてる気もしないでもないですが…
他にもこんな使い方あるよ!とかあれば、コメントとかでぜひ教えて下さい!