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UbuntuでRとVSCode

Last updated at Posted at 2023-10-22

はじめに

Xubuntu22.04 に R をインストールし、VSCode で使えるようにするために、いくつものWebサイトを調べました。そのなかで、最終的にたどり着いた環境構築方法をまとめたものです。
(追記)radianのインストールで、pipxを利用する方法を追加しました。(2023/12/12)

Rのインストール

次のページの Ubuntu へのインストール方法のリンク先を参考にインストールする。

パッケージ情報の更新

sudo apt update

必要に応じて

sudo apt upgrade

必要なパッケージのインストール

--no-install-recommendsで必須でないパッケージを除外してインストール。

sudo apt install --no-install-recommends software-properties-common dirmngr

Xubuntu22.04 には必要なかった。

署名キーの追加

wget -qO- https://cloud.r-project.org/bin/linux/ubuntu/marutter_pubkey.asc | sudo tee -a /etc/apt/trusted.gpg.d/cran_ubuntu_key.asc

リポジトリの追加

sudo add-apt-repository "deb https://cloud.r-project.org/bin/linux/ubuntu $(lsb_release -cs)-cran40/"

Rのインストール

念のために。

sudo apt update

r-base のインストール

sudo apt install --no-install-recommends r-base

VSCode の設定に必要なので、インストール先を確認。

$ which R
/usr/bin/R

tidyverseのインストール

後で R のパッケージをインストールするときに必要になる(?) tidyverse をインストールする。

リポジトリの追加

sudo add-apt-repository ppa:c2d4u.team/c2d4u4.0+

tidyverseのインストール

念のために。

sudo apt update

tidyverse のインストール

sudo apt install --no-install-recommends r-cran-tidyverse

Radianのインストール

VSCode で構文ハイライト等を利用するために R の代替コンソール radian を,
次のページを参考にインストールする。

pipxの利用)
こちらをおすすめします。

sudo apt install pipx
# pipx がアプリを保存するディレクトリを PATH に追加するために
pipx ensurepath

ターミナルを再起動して

pipx install radian

sudoは付けない。

詳しいことは、次のページで

pipの利用)
pip がインストールされていなければ、

sudo apt install python3-pip

radian のインストール。参考ページでは、pip3 install -U radianだが、

pip3 install --user radian

VSCode の設定に必要なので、インストール時のメッセージから、インストール先を確認。
下記のuserは自分のユーザー名に変更。

/home/user/.local/bin/radian

languageserver と httpgd のインストール

VSCode で R を使うときに必要な languageserver を、次の GitHub のページを参考にインストールする。

また、VSCode で グラフを美しく出力できる httpgd もインストールする。

必要なパッケージのインストール

最後の libcairo2-dev は httpgd のインストールに必要。

sudo apt install --assume-yes --no-install-recommends build-essential libcurl4-openssl-dev libssl-dev libxml2-dev libcairo2-dev

languageserver と httpgd のインストール

次のコマンドで、Rのターミナルにする。

R

languageserver のインストール

install.packages("languageserver")

httpgd のインストール

install.packages("httpgd")

2024/2/5現在、次のようなメッセージが出てインストールできない。

 警告メッセージ: 
package ‘httpgd’ is not available for this version of R

A version of this package for your version of R might be available elsewhere,
see the ideas at
https://cran.r-project.org/doc/manuals/r-patched/R-admin.html#Installing-packages 

CRANのhttpgdのページを見てみると

Package ‘httpgd’ was removed from the CRAN repository.

Formerly available versions can be obtained from the archive.

Archived on 2024-01-24 as check problems were not corrected in time.

A summary of the most recent check results can be obtained from the check results archive.

Please use the canonical form https://CRAN.R-project.org/package=httpgd to link to this page.

と表示された。

そこで、GitHubの作者のページから

remotes::install_github("nx10/httpgd")

でインストールする。

次のコマンドで、R を終了する。

q()

VSCode の設定

VSCode で、R の拡張機能をインストールしたら、VSCode を再起動し、CTRL+,で設定を開き、次のように設定する。

  • Rpath で検索して、
    R > Rpath: Linux に、/usr/bin/Rと入力

  • Rterm で検索して、
    R > Rterm: Linux に、/home/user/.local/bin/radianと入力
    上記のuserは自分のユーザー名に変更。

  • Httpgd で検索して、
    R > Plot: Use Httpgd に、チェックをつける。

  • Rの拡張機能の2番目にある
    Bracketed Paste に、チェックをつける。

最後に

私の場合は、これで VSCode で R が使えるようになりましたが、間違いや改良点などがあったら(優しく)コメントください。

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