個人的にこの企業は面白い、要チェック! という展示をピックアップして紹介していきます。
独断と偏見に基づく記事ですので、仕事の合間の暇つぶしにどうぞ。
Darktrace
ネットワークの不正アクセスを検知するシステム。
どうも機械学習によってネットワークのトラフィックを学習させることで、異常なアクセスを検知することができるよう。
既存の対策システムは特定のIPアドレス、国などを登録するブラックリスト(あるいはホワイトリスト)形式で不正アクセスを検知するそうですが、これは機械学習によって異常を検知するそうです。
CEATEC2018では特別展示にIoTが選ばれるなど、各企業はこぞって何から何までネットに繋げたがっています。
そんな世界では通信はより複雑になり、人間が異常なアクセスを定義するようでは対応できなくなるのかもしれません。
異常検知の精度についてはパンフレットやブースの説明では聞けなかったのでそこは要チェックとなりますが、より先進的な不正アクセス対策であることは間違い無いでしょう。
Touch Focus
ワンタッチでフォーカスしてくれる老眼鏡。
私は老眼鏡が必要な目を持っていませんが、この高齢化社会の時代には必要なものです。
サイボーグの定義というのは身体機能を機械などの人工物に代替させるものですが、そのプリミティブな一例としてメガネというものがあります。
古くからメガネはありますが、オートフォーカスが実装されることで人のピント調節機能を機械に代替することが可能になるわけです。
敬老の日のプレゼント候補となりますね。
Trackener
馬専用健康状態モニタリングシステム。
CEATEC2018では数々の健康状態モニタリングシステムが展示されていたが、馬専用とは思い切った選択だろう。
サイトからわかるように競技用の馬の健康状態を監視するもの。馬はその商業的価値から高額な生き物なので、このような監視システムを導入する価値はあるでしょう。
コマツの遠隔操縦システム
ドコモとコマツのコラボレーション展示で、夢の遠隔操縦ロボットの展示。
10Gbps以上の通信速度、エンドツーエンドで1ミリ秒の低遅延、99.999%の信頼性を目標とする5G通信で可能になることの一つとして展示されていた。
泥に汚れない土木産業従事者が生まれれば、人手不足解消に繋がるのかもしれない。
ブレーカー付きType-Cケーブル
各種ケーブル製造のエスエス電子の製品。
実は既存のType-Cケーブルにはブレーカーのような過電流対策は施されていなかったそうで、このケーブルはブレーカー機構を内蔵した画期的な製品だそうです。
視覚障害者向けエアコンコントローラー
三菱電機の展示。
盲目の人でもエアコンが操作できるようなコントローラーとして作られたようです。インテリアとしての価値も高そうです。
左から電源ボタン、運転モード(暖房・冷房・除湿)、温度、風量、上下の風向き、タイマーという意味となっています。
そもそも目の見えない人にこれらの概念を理解する予備知識があるのかという問題はありますが、考えとしてはとても面白く、普通のリモコンと比べれば寄り添っているデザインと言えるでしょう。