EndeavourOS 日本語入力設定で嵌らないために
皆さんEndeavourOSって使っていますか?
筆者は最近インストールして弄っている最中なのですが、初手の日本語設定で足を取られたので、一応記事にしておきます。
嵌った問題は別に大した事では無く、ユーザーフレンドリー過ぎての見落としです。要するに素のArchLinuxとの差があり過ぎて、OSが何でもやってくれていると勝手に思い込んだんですね。
具体的には、locale設定とキーボード設定を日本語(ja),Mozcにさえすれば、標準で入っている bash や firefox で日本語入力が出来てしまうので、この時点で既に設定されていると勘違いした事が原因でした。
その後、VSCodeをインストールした際、日本語入力が出来ず、さらにWEBにも「VSCodeのOSS版では日本語入力出来なかったけどwin正規版をダウンロードしたら直った」という情報があったので筆者自身もVSCodeのせいにしてしまい、長時間嵌りました(泣)。
EndeavourOSが快適すぎて疑いもしねーよ、ほんと。
以下の手順で上手く行ったので、嵌った方、どうぞ。
上手くいった手順
locale.gen を vim で開きます。(もちろんnanoとかでも問題無いです)
$ sudo vim /etc/locale.gen
下記のコメントアウトを外します。
- #ja_JP.UTF-8 UTF-8
+ ja_JP.UTF-8 UTF-8
environment を開きます。
$ sudo vim /etc/environment
以下を入力し保存します。
XMODIFIERS=@im=fcitx
次に仮想キーボードを設定します。
下図のFctix5 Wayland ランチャーを選択
キーボードを適合するものに変更(筆者はjapanese 106-key 日本語レイアウトです。Shift + 2 で " を入力するのが手に馴染み過ぎてJIS以外無理です。絶対に@はPの右です。)
続いて入力メソッドですが、Mozc
のみにして キーボード-日本語
は消しました。あっても動作しますが、半/全 を押した時の挙動が Mozc
と キーボード-日本語
のスイッチになってしまうし、置いておく必要性を感じませんでした。
では VSCode を開いて かな切り替えをしてみます。
$ code
余談
筆者は以前、素のArchLinuxをインストールして快適なデスクトップ環境にするべく環境構築を進めていたのですが、何か1つ追加する⇛問題が起きる⇛解決するために情報を漁る⇛解決する を繰り返して他の事が出来なくなるという本末転倒な事が起きてしまい、断念しました。。
が、折角ArchLinuxについて学んだのに勿体ないので人気のあるEndeavourOSに乗り換えました。(最初から...)物凄く快適です。
素のArchでは xrandr,autorandで行っていたディスプレイ設定が、、bashの文字の詰まりが、、とまぁ、それを体験したことで改めて作り込まれたディストリビューションの有難みを感じました。
余談が過ぎますが、此処だけの話 Ubuntu と迷っている方、筆者は両方使った事がありますが、圧倒的に EndeavourOS を推します。