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IBM Cloud仮想サーバーを触り始めた所感&備忘録

Last updated at Posted at 2019-04-09

#クラウド再入門

背景

自分が真剣にクラウドと向き合ったのはAWS。ITアーキテクトとしてよく研究したし実際に操作した時間も長く、技術認定もSA Professionalまでは取った。今月から業務としてIBM Cloud、特にIaaS部分を触る機会というか、それが必要な仕事となり触ってみた印象をメモしておく。
楽だと思えるところと、戸惑うところがあったので触ったのは今の所、仮想サーバーだけ。

楽な所1. -- ネットワーク

  • アドレス体系がGiven。もちろん払い出されるのはアカウント固有でプライベートなアドレス空間。他のアカウントからはアクセスできない。デフォルトのままでシンプルかつ大抵の用途に必要十分。
  • Web , DBなど3層構造があらかじめ想定されている。(多層もルーティングできるらしい)
  • 踏み台サーバーいらず。管理用VPNによる接続が標準装備。
  • セキュリティーグループは複数設定できる
  • IBM Cloudで提供されるストレージサービスなどは最初からPrivateで接続。
  • VPC相当の機能がリリースされるらしいので気に入らなければそちらに行けそう。しかし、まだクローズドプレビューだが。

楽なところ2. -- 仮想サーバー

  • 安め(以前は時間課金でもオフ時も課金という仕様だったらしいが、今は時間課金。5円程度から)    
  • シンプル
  • インスタンスの名前が階層化されて命名できる(マシン名+ドメイン名称) 大量インスタンスになると大変かも --> 複数台同時に作成(オーダー)したら、マシン名は、自分が指定した名称+自動採番となった。何気に便利)

はまったところ -- Javaプラグインを必要とするWebツール

  • アプレットを使っているところは、ChromeやFirefox、Safariなどで動作しない。セキュリティー関連の問題で各ブラウザがJavaプラグインの搭載から撤退したため。(この影響を受けているのが、WebブラウザによるVPN、KVMコンソール) もうすぐ代替テクノロジーで同機能が出てくるのかもしれない。

はまったところ -- VPN

  • Mac用のVPN クライアントソフトウエアのダウンロードが日本のApp Storeにない。--> Array Networks社のページからMac OS MotionPro client をダウンロード。ArrayMotionProSetup_Mac_v1.1.9.dmg 
    https://support.arraynetworks.net/prx/001/http/supportportal.arraynetworks.net/downloads/downloads.html
  • VPN用のユーザーはIBM IDではなく、専用のユーザーID。(SoftLayerのカスタマーポータルで確認できる)
  • VPN接続できるセグメントは制御されている。(カスタマーポータルのVPNページのSSLというところで、VLANごとにオン、オフできる。オートというモードなら全部オン? ここを変えたらVPN接続を繋ぎ直す必要あり。)

はまったところ -- Name Server

  • WordPressをダウンロードしようとして名前解決できなかった。セキュリティーグループを設定したのだが、 allow_outboud をオフにしていたためらしい。
  • 名前解決のためにDNS設定も触ってみたが、これが効いてわけでは模様 ( Ubuntu. /etc/systemd/resolved.confを編集し、systemctl restart systemd-resolved )

気になるところ

  • 覚悟はしていたものの、Web上のドキュメントはAWSに比べて少ない。手探り状態が最初は続いたが一日程度触り、大体の操作できるようになった
  • 今回作業は全てオーナーとなる ibm id で実行したけど、プロジェクトメンバーで共有するやり方を調べていくのはNext Action。
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