この記事ではKatalon Studioの特徴などを紹介しています。
手っ取り早く使ってみたい方はこちらをどうぞ
##概要
Katalon Studio は開発者ではなくプログラムの知識が浅い人でも、有識者の場合でも
テスト自動化をストレスなくできることを目指して開発されているツールです。
同じKatalonチームが開発しているKatalon Recorderというものもあって、こちらはChromeなどブラウザの拡張機能として手軽に導入できますが、Katalon Studioはブラウザの拡張機能ではなくデスクトップアプリです。ダウンロードして豊富な機能を利用可能です。
公式ダウンロードサイト
https://www.katalon.com/homepage/
##魅力
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ユーザーの操作をレコードしてテストケースを作れる
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対応範囲がかなり広い
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OS - Windows , mac , Linux
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ブラウザ - chrome , firefox , IE11 , Edge(chromium) , safari
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テスト対象 - Webサイト , API , Windowsデスクトップアプリ , モバイルアプリ(iOS,Android)
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テストケース内にgroovyを使ったプログラムコードも書けて痒いところに手が届く
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実行結果がメール送信できたり、専用ページ「Katalon TestOps」にレポートを送れたりで複数人と共有できる
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Katalon Storeに公開されている豊富な無料プラグインで拡張できる。プラグインの自作・公開もできます
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データ駆動テスト(エクセルなどからデータを読み込んでパターン別のテストをする)が簡単に作れる
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公式リファレンス( https://docs.katalon.com/katalon-studio/docs/overview.html ) が英語ですがしっかりしてるので、大抵の謎はこちらで解決できます
##価格
####具体的な価格
▽公式の価格紹介ページより確認ください
https://www.katalon.com/pricing/
monthly(月額)とannual(年額)での支払いプランを選択できます。
通常機能を利用するのに購入が必要なのは「Katalon Studio Enterprise」だけでOKです。
jenkinsなどのCI自動化ツールでコマンドからの実行を利用したい場合は「Katalon Runtime Engine」も必要になります。
####利用例
私の場合だとKatalon Studio Enterprise(月額$69)とKatalon Runtime Engine(月額$49)を利用しているので月に12500円近く使っています。高く感じる人もいるかもしれないですが、ちゃんとツールを稼働させていれば人が人件費でやるテストよりずっと安価かと思います。
####無料の範囲
元々無償のツールですが、バージョン7以降から有償化しています。
始めてダウンロードして使ってみたい場合、1ヶ月間は無料で全機能を利用可能でその後は無料範囲に機能が制限されるようになります。つまり、ずっと無料で使える機能もあります。
勝手に有償プランにされるとかはないので、気軽に使ってみて気に入ったらライセンス購入するといいでしょう。
また、アプリケーションは同じものですがライセンスの違いで
無料範囲は公式サイトでKatalon Studio(KS),
有料はKatalon Studio Enterprise(KSE)
という名称で紹介されており、こちらのPDFで違いを紹介されています
上記はKSとKSEの違い比較表をPDFから撮ったものですが、左側にある機能の名称を見てもこれから始める人には何のこっちゃわからないと思います。
まずは使ってみて、やりたいことに必要な機能を理解した上で購入を考えるといいでしょう。
(個人的にはデバッグができなくなる時点でKSE購入必須なんですが、「デバッグって何?必要なの?」って方も初心者の中にはいるので、一概には言えなくなりました。。)