はじめに
私は現在AWSの資格取得のために日々クラウドについての勉強に励んでいます。
そんな中で、プライベートクラウドとパブリッククラウドという言葉が出てきたのでその違いについて調べてみました。
プライベートクラウドとは?
プライベートクラウドとは、自社専用で構築・運用されるクラウド環境のことを言います。自社の運用に合わせて環境の構築やカスタマイズができるのが特徴です。
プライベートクラウドにはオンプレミス型とホスティング型という2種類のタイプがあります。
オンプレミス型プライベートクラウド
オンプレミスとは自社内の建物内にサーバや回線などの設備を構築・運用することを言います。
オンプレミス型は自社でサーバや回線などの設備をすべて用意する必要があるので、イニシャルコストや運用の手間がかかります。
ホスティング型プライベートクラウド
ホスティング型は、ホスティング業者が提供するクラウド環境(パブリッククラウド)内に自社専用のクラウド環境を用意します。そのため、サーバ・回線などの物理的な設備の管理をホスティング業者に任せることが可能です。
パブリッククラウドとは?
ホスティング業者が提供するクラウド環境を、不特定多数のユーザがインターネットを通じ共有して利用するサービスを指します。
クラウド環境の構築に不可欠なサーバーやソフトウェア、通信回線などのリソースを持たずに、安定的なクラウド運用を行うことが可能です。
それぞれのメリットとデメリット
(引用:https://it-trend.jp/cloud_construction/article/misc )
ハイブリットクラウドとは?
プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせて使うことをハイブリットクラウドと言います。
それぞれの弱点を補いあって、片方ずつだけでは実現できないことを可能にします。
プライベートクラウドだけを使うより、費用や運用の負荷を減らすことができる上に、スピーディーにシステムを拡張することができます。
ハイブリットクラウドの導入例
・機密情報をプライベートクラウドで扱う
顧客の個人情報はプライベートクラウドに保管。その個人情報をベースとした会員向けサービスを提供するウェブサーバは、安価なパブリッククラウドにて構成し、VPNにて両者を連携させます。
・システムの一時的な拡張パターン
短期的なキャンペーンなどで一時的にウェブサーバーの負荷が上がることが想定される場合、そのためだけにプライベートクラウドに物理サーバーを追加するのは費用対効果に優れません。その際に、すぐに導入でき利用した分だけコストがかかるパブリッククラウドを組み合わせて利用します。
高まるパブリッククラウドの市場規模
IDC Japanによると、2020年の国内パブリッククラウドサービス市場は、前年比19.5%増の1兆654億円だったそうです。2020年~2025年の年間平均成長率(CAGR)は19.4%で推移し、2025年の市場規模は2020年比2.4倍の2兆5866億円になると予想しています。
政府のデジタル化や働き方改革などが叫ばれる中で、システムのクラウド化が非常に注目されています。
参考サイト