はじめに
この度「ITIL® 2011 Foundation」に満点合格しました。
これから受験を考えている方に、使用した問題集や勉強法など、参考にしていただければと思います。
試験を受けた感想・難易度
試験の難易度は公開されていませんが、個人的に感じた難易度としては、しっかりと問題集などを使って勉強をしていればそこまで難しい試験ではないと感じます。
経験豊富なエンジニアであれば一週間、経験の浅いエンジニアでも二週間の勉強期間があれば合格できると思います。(もちろん平日は仕事をしているという前提です。)
使用した参考書・問題集
使用した参考書・問題集は以下の3つです。
・ITIL ファンデーション シラバス2011(Kindle版、約3200円)
・Ping-t(無料)
・クラムメディア(30日利用、6000円)
勉強方法・手順
私が実際に勉強をしたプロセスを順番に紹介していきます。
①参考書を読む
先ずは参考書を2日間ほどかけて読みました。
初めて聞くような言葉だったり、難しい言葉などもたくさんあり、最初の一回で全て理解することはできませんでした。
ただ、ここで重要なのは、ITILがどのようなものなのか、大枠をしっかり理解することです。
細かい言葉や概念の説明は、問題集をやっていくと覚えます。
②Ping-tで問題を解く
次にPing-tで問題を解きます。4日間ほど時間を使いました。
Ping-tでは問題のカテゴリー(システムストラテジ、システムデザインなど)を選択することが可能です。なので、それぞれのカテゴリー別に順番に解いていきました。
カテゴリー別に問題を解くことによって、どのプロセスや機能がどのカテゴリーのものなのかということを理解しやすくなり、覚える効率が上がります。
全ての問題をヒット(一回正答)すれば十分かと思います。
時間に余裕がある方や不安な方はコンボ(二回連続正答)になるまでやってみてください。
クラムメディアを解く
2日間ほどかけてクラムメディアの問題を解きました。
こちらもすべての問題を一回正答するまで解きました。
Pint-tとクラムメディアの比較
Ping-tは解説がかなり丁寧なのに対して、クラムメディアの解説はほぼ無いに等しいです。
そのため、反復して問題を解きながら知識を定着させるにはPing-tの方がおすすめです。
しかし問題に関してはクラムメディアの方が本番に近いです。
なのでPing-tとクラムメディア、どちらもやっておくと良いと思います。
勉強する上でのコツ
ITILの考え方やプロセスはほとんどのシステム開発の現場に当てはまるものです。
そのため、実際の自分自身が経験したプロジェクトなどと照らし合わせながら勉強していくと覚えやすいです。
(例1)プロジェクトマネージャはあのプロジェクトでいうと○○さんか。。。
(例2)今自分が担当しているタスクはシステムトランジションの中のこのプロセスか。。。
などなど。
最後に
最後まで見て頂きありがとうございました。
この記事が少しでもITIL受験者の役に立てたら幸いです。