はじめに
まずこの記事では、自身のコロナ渦中での就活経験談と、
今後増えていくだろうWeb面接の対策について話したいと思います。
今後の就活生の参考になれば幸いです。
ただ、個人的な経験談と意見になりますので、参考にする場合は自己判断でお願いします。
就活結果
就活期間:4月~8月
内定:3社
内定をもらった企業は3社ともWeb開発メインの受託開発企業。
応募した企業:50社以上
反応してくれた企業:10社
書類選考で落ちた企業:6社
面接まで行った企業:4社
応募した企業はすべて東京のIT企業です。
自身について
地方出身の専門学生。偏差値も相当低く、コミュ力も皆無。資格なし。インターン経験なし。
こんな自分でも、頑張ればコロナ渦中でも就職できます。
就活の流れ
2月~4月:ポートフォリオ作成
この時期から学校が休みになり、就活に危機感を抱き始めポートフォリオ作成を決める。
4月~5月:企業応募
この時期は企業に応募しても全く反応がなく、動きたくても動けませんでした。
6月:企業応募・説明会・書類選考など
この時期から少しずつ企業から反応をもらえて、説明会や書類選考などが始まりました。
7月~8月:適性検査・面接など
ここから本格的に適性検査や面接が始まり、8月に3社内定をもらうことができました。
反省点
圧倒的に行動が遅かったと思います。IT業界は他の業界と比べ就活が始まるのが早いです。
今年はコロナウイルスの影響で全体的な就活の時期が2・3か月ほど遅れましたが、
普通の就活では、一般の就活生は2・3月ごろから本格的に動くことが多いと思うので、それより早く動くといいと思います。
時間のある方は、長期インターンなどに行く、またはポートフォリオを作り込むのがおすすめです。
ポートフォリオ作成
自分のように学歴や資格で勝負できない人はポートフォリオは必須です。
自分はQiitaの下位互換的なサービスを作りました。
恥ずかしいのでコードは公開しませんが、参考としてどんなものを作ったのか一部紹介します。
使用技術
- Ruby 2.5.8
- Rails 5.2.4.1
- Rspec
- nginx 1.16
- MySQL 5.7
- Docker
- AWS(EC2,VPC,Route 53,RDS,Certificate Manager)
機能一覧
記事関連
- 一覧表示機能
- 詳細表示機能
- 投稿機能
- 編集機能
- サムネイル画像設定機能
- リアルタイムプレビュー機能
- 下書き機能
- ストック機能
- いいね機能
- コメント機能
- タグ機能
- ページネーション機能
- ソート機能(最新順、人気順)
- キーワード検索機能(タイトル、本文、タグ)
ユーザ関連
- 管理ユーザ機能
- ユーザ登録機能
- ログイン・ログアウト機能
- ユーザ編集機能(名前、アイコン画像、プロフィール、パスワード)
必要なレベル
レベル的には平均レベルだと思います。実際に就活でこのポートフォリオが評価された場面はなかったと思います。
ただ面接時の話のネタになるので、特にインパクトのあるネタがない人は、レベルは低くても作った方がよいです。
機能数的にはこの程度必要だと思います。
テストに関してもしっかりとやっておくことが重要です。
最近はどんどん業務未経験者のポートフォリオの質が上がってきているようで、
Docker・AWSは当たり前になっている気がします。
例えばモダンなWeb系自社開発企業に入りたい方の場合、このようなサービス規模に加え、
- フロントエンドにNuxt.js(Vue.js)またはNext.js(React.js)を使う
- インフラにAWSのECSもしくはEKSを使う
- CI/CDツールを使ってテスト・デプロイを自動化する
- IaCツールを使ってインフラをコード化する
といったことが必要だと思います。
企業探し
自分のような学歴に自信のない人は、社員数100人以下のベンチャー企業がおすすめです。
優秀な人は大手企業やメガベンチャーに行きます。
- Wantedly
自分の場合はWantedlyという求人サイトのみを使って企業を探しました。
本当に入りたい企業がある人は、他の求人サイトも使って100社200社は応募した方がいいと思います。
ほかのおすすめの求人サイトとしては
- Green
- Find job!
などがおすすめです。リクナビやマイナビなどは利用している人も多く、優秀な人も多いので、おすすめしません。
企業も大手やSIerが多く、狙い目のベンチャー企業もWantedlyと比べ少ない印象です。
他にも企業のホームページから直接応募するといった手や
採用担当の方のTwitterやInstagram等でDMを送るという手もあるようです。
Web面接
ポートフォリオよりも面接の方が大事です。これはWeb面接でも変わりません。
これは内定をもらった企業から聞いた話ですが、一番重要なのはヒューマンスキルらしいです。
自分は対面面接とWeb面接、両方の経験があるのですが、個人的にWeb面接の方が圧倒的に難しかったです。
特にWeb面接では、会話の切り出し方、喋る量やタイミングの調整が難しく、相手の反応も上手く伺えないので、これは場慣れするしかないと思います。
基本的に以下に書かれている点以外は普通の面接と変わらないと考えてよいと思います。
対面面接との違い
対面面接とは実際に会社等で直接会ってする面接のことです。
1. 質問される内容
これは対面面接とあまり変わらないと思います。
変わった点は最初の緊張ほぐしに『今は自宅ですか?』というように聞かれる程度です。
2. 服装
私服OKの場合もあるようですが、基本的にはすべてスーツがいいと思います。
3. 人数
面接官は複数人の場合もありますが、こちらは(自分の場合)すべて1人の個人面接でした。
4. 場所
基本的には自由ですが、静かで清潔感のある場所でやった方がよいと思います。
自分は家のネット環境が悪かったので、ネットカフェで面接をしていましたが、通信状況、場所による評価等全く問題ありませんでした。
5. 使われるツール
- Zoom
- Google Meet
- Skype
上から順に使われる割合が多かったです。自分の場合、すべてスマホで面接をしましたが、PCも同様にある程度スペックが足りないと、会話が途切れたり、映像がカクカクになったりすると、面接官からの評価が下がってしまう可能性があるので、少なくともそれらが起きないようなスペックの機器でWeb面接をした方がよいと思います。
Web面接のコツ
1. 相槌、リアクションを大きく
これが個人的にかなり大事だと思います。
画面越しだと、お互いの反応や表情が上手く伺えず、ちゃんと伝わっているのか分からないので、相槌やリアクションを普段より大きく返すことで、面接官も安心し、かつやる気や元気さをアピールできるので普段より大きく反応を返した方がよいと思います。
2. 大きな声でゆっくり
音量についてはうるさくても、調整できるのでいつも以上に声を大きくした方がよいです。
ここで重要なのは声量よりも聞き取りやすさです。ツール越しだと音質も悪く、途切れてしまうこともあるので、
大きな声でゆっくりハキハキ喋るのが大事です。
3. 喋る量は短すぎず、長すぎず
オンライン面接では、ポンポン短い言葉のキャッチボールをしていくような面接は非常にやりづらいと思うので、1つの質問に対し、少し長めに喋るといいかもしれないです。かといって長く喋ると要点がしっかり伝わらないので、ここの調整はかなり難しいと思います。
4. 目線は面接官の目ではなくカメラ
画面越しでは、カメラが面接官の目になります。かなり細かい部分だとは思いますが、目を合わせない人より合わせてくれる人の方が印象がよいと思います。あと、カメラ見て喋る方が緊張しないと思います。
Web面接で気を付けた方がよいこと
1. カンペは100%バレます。
自分は試したことはありませんが、目線についてはどこを向いているのかというのはすぐにわかります。
2. 自室でやる場合は部屋をきれいにしておく
ツールに背景を変える機能などがあると思いますが、使うと面接の評価にまではつながらないと思いますが、
『部屋が汚いのかな』というように思われ、印象が下がる可能性があります。
3. 通信環境のよいところでやる
機器のスペックでも同じことが起こりますが、通信環境が悪いと音質が悪くなり会話が途切れたり、映像がカクカクになり、これもまた面接官からの評価が下がってしまう可能性があります。
ネット環境が悪い人は、ネットカフェの個室がおすすめです。私もネットカフェを利用していましたが、場所による評価は全く問題ありませんでした。
最後に
この就活期間を得て、自分のダメさを痛感しました。
今の自分に全く満足していないので、これからもっと努力していこうと思います。
そしてこれを見ている就活生の皆さん頑張ってください!
最後まで見ていただきありがとうございました!