Pythonで簡単に馬券投票を行う

はじめに

機械学習の結果で自動的に馬券を買いたい時、ありますよね。私はありました。
各種言語での馬券投票をサポートする「IpatHelper.dll」を紹介します。

IpatHelper.dllについて

C++で書かれたDLL（ダイナミック リンク ライブラリ）です。
DLLのソースコード自体は非公開なのですが、簡易的な関数仕様はこちらに書かれています。

DLLの使用は自己責任でお願いします。

今回はPythonでの使用例の紹介となりますが、その他プログラミング言語でも利用可能です。
動作を確認しているのは下記の5つです。

• Python
• C++
• C#
• Julia
• Java

利用方法

下記コマンドでインストールできます。
PyPiのページはこちら。

pip install ipathelper

コード全体

from ipathelper import *

def main():

    try:
        # モジュールのイニシャライズ
        returnValue = init()
        if returnValue == False:
            return

        # ログイン処理(各自自分のIDに変えてください)
        returnValue = login('********', '********', '****', '****')
        if (returnValue & 1) != 1:
            print("ログインに失敗しました。")
            return

        # 馬券購入用のインスタンス取得
        betData = ST_BET_DATA()
        returnValue = get_bet_instance(KAISAI_NAKAYAMA, 11, 2020, 12, 27,
                        HOUSHIKI_FORMATION, SHIKIBETSU_TRIO, 100, "1,9-2,3,13-7,3,8,10", betData)
        if (returnValue & 1) != 1:
            print("馬券購入情報の取得に失敗しました。")
            return

        # 馬券購入処理実行
        betDataList = (ST_BET_DATA * 1)()
        betDataList[0] = betData
        returnValue = bet(betDataList, 1, 0)
        if (returnValue & 1) != 1:
            print("馬券購入に失敗しました。")
            return

        # 馬券購入用のインスタンス取得(WIN5)
        betDataWin5 = ST_BET_DATA_WIN5()
        returnValue = get_bet_instance_win5(100, 2020, 12, 27, "1,14-9,13-12-2-1,1,3,5", betDataWin5)
        if (returnValue & 1) != 1:
            print("馬券購入情報(WIN5)の取得に失敗しました。")
            return

        # 馬券購入処理実行(WIN5)
        returnValue = bet_win5(betDataWin5, 0)
        if (returnValue & 1) != 1:
            print("馬券購入(WIN5)に失敗しました。")
            return

    finally:

        # ログアウト処理
        logout()

        # モジュールのファイナライズ
        uninit()

if __name__ == '__main__':
    main()

余談

IpatHelper.dll自体は約5年前から開発していました。
新人プログラマーだった自分にとって、プログラミングを学ばせてくれるいい教材でした。
サイトリニューアルや細かい仕様の変更に対応するのも今では楽しみの一つです。

そのうちUMACAスマートにも対応しようかなーと画策しています。
いつかコードサイニング証明書を購入して付与したいなあ。