SharperlightExcelアドインは、HYPERLINKを作成してExcelに組み込む機能を提供します。クエリビルダで拡張表現を使用することにより作成できます。
Excelを起動して、SHARPERLIGHT XLリボンに移動します。
セルC4を選択し、数式/テーブルアイコンをクリックします。クエリビルダが起動します。
今回は、カスタム定義のデータセットを利用して、簡単なデータでHYPERLINKの作成を検証してみます。
製品にはシステム
、テーブルにはカスタム定義のデータセット
を指定します。
準備するデータセットはこのような感じでいいでしょう。
"番号::Number","名称::String"
1,"新宿区役所"
2,"世田谷区役所"
3,"千代田区役所"
4,"港区役所"
5,"墨田区役所"
出力領域に、番号フィールドと名称フィールドを設定します。
プレビュー機能でクエリを検証します。うまく作成されています。
では、このクエリにHYPERLINKを作成する拡張表現を追加します。
ここでひとつ注意事項、Excelで出力を数式 (=HYPERLINKなど) として処理するには、拡張表現のデータ型を HTML に設定する必要があります。
データ型をHTMLにして、下記のコードを構文領域に記述します。今回は名称列の値、つまり区名を参照してHYPERLINK式を作成します。
このHYPERLINKをクリックすると、区名を利用してGoogle Mapの検索を行うといった具合です。
"=HYPERLINK(" + ChQuote() + "https://www.google.com/maps/search/" + ChQuote() + "&[@[名称]]"
+ ","
+ ChQuote() + "検索" + ChQuote()
+ ")"
記述中の"&[@[名称]]"
は、クエリにより作成されるExcelテーブルの名称列の参照を表します。
この拡張表現によりこのようなExcelのHYPERLINK関数が作成されます。
OK
ボタンで保存、クエリビルダもOK
ボタンで保存実行します。
クエリが実行されて、このようなテーブルが作成されます。
HYPERLINK 検索をクリックしてみます。
このような感じでGoogle Mapが表示されます。
では、失礼します。