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【AWS】EFS (Elastic File System) 備忘録

Last updated at Posted at 2024-01-14

 Amazon Elastic File Systemは、ペタバイトデータまで自動的にスケールする共有ファイルシステムである。複数の異なるマシンからアクセスする必要のあるファイルシステムで有効である。高耐久性(負荷分散)と高可用性(スケール)の備えたよく見る構成 EC2 + Auto Scaling + ALB + EFS で使用される。

 料金体制は、使用した容量・通信で従量課金され、スタンダードクラスで 0.36USD(GB-月)、すべてのストレージクラスで読み取り 0.04USD(GB), 書き込み 0.07USD(GB)の料金がかかる。

制限としては、以下のようなものがある。

image.png

EC2でEFSをマウントする

EC2で使用するには、Linux のmountとEFSのDNS名を使用して、特定のフォルダにマウントする。

  1. セキュリティグループを作成する
    EC2 -> セキュリティグループ -> セキュリティグループを作成を押す。
    下記の設定でセキュリティグループを作成する。
    • セキュリティグループ名:適当
    • VPC:EC2があるVPC
    • タイプ:カスタム TCP
    • ポート範囲:2049
    • 送信先:カスタム - EC2に付与しているセキュリティグループ
      securitygroup123.PNG
  2. EFSを作成する
    EFS -> ファイルシステムの作成で、名前と対象のVPCを選択する。
    EFS1.PNG
    作成したEFSを選択し、ネットワークのタブ -> 管理を押す。
    セキュリティグループで、先ほど作成したものに変更する。
    (任意)作成したEFSを選択し、右上の編集を押す。
    (任意)自動バックアップを無効化する。
    (任意)ライフサイクル管理で全てなしにする。
  3. EC2にEFSをマウントする
    EC2で下記のコマンドを実行して、NFS クライアントをインストールする。
    $ sudo yum -y install nfs-utils
    
    下記のコマンドで、EFSをマウントする。
    $ mkdir ~/efs-mount-point 
    $ sudo mount -t nfs -o nfsvers=4.1,rsize=1048576,wsize=1048576,hard,timeo=600,retrans=2,noresvport mount-target-DNS:/   ~/efs-mount-point
    $ cd ~/efs-mount-point  
    $ sudo chmod go+rw .
    
    mount-target-DNSは、EFSコンソールの右上「アタッチ」を押すと、マウントするコマンドが確認できる。
  4. 自動的に再マウントするようにする
    マウントしたファイルシステムは、再起動後は保持されない。
    • EC2起動時にEFS ファイルシステムをマウントするよう設定する
      [ファイルシステム] で、マウントする EFS ファイルシステムを選択する。
      ファイルシステム ID の横に表示されるパスは、EC2 インスタンスが使用するマウントポイント。
      このマウントポイントは変更できる。
      ユーザーデータが自動的に生成される。
    • EFS /etc/fstab マウントヘルパーで設定する
      下記のコマンドで、/etc/fstab ファイルを開く。
      sudo emacs /etc/fstab
      
      下記の行を追加する。
      [file-system-id]:/ [efs-mount-point] efs _netdev,noresvport,tls,iam 0 0
      
      • file-system-id: Amazon EFS ファイルシステムの ID。
      • efs-mount-point: EC2 インスタンスの EFS ファイルシステムのマウントポイント

まとめ

今回は、EFSで共有ファイルシステムを作成・マウントの仕方を紹介した。

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