目次
はじめに
研究はなかなかうまくいかないものです.そこで戦意を喪失したり,逃げ出したくなったりすると思います.実際自分ももう少しで学校に行かなくなっていたかもしれないというところまで追い込まれていました.そこで,そんな自分がどうやって立て直したのかを綴ります.これを読んだ方々が、同じような状況に陥ったときに参考にしてくださればと思います.
どうして研究を進められなかったのか
自分は高校まで野球に打ち込んでいてデスクに向かって長時間作業をするのが苦手でした.また,長時間1つのことを考え続けることも苦手でした.また,目的や目標が「卒業したい」という研究と直接関係ない事にあったため曖昧となっていました.なので研究に集中することもできなければ,テーマすら決めることができませんでした.以上のような状況となってしまったため研究を進められずにいました.実際,レポート提出の1か月前までテーマが決まっておらず成果物なんてありませんでした.このままでは卒業できないと思い,自分と向き合うことにしました.そうすることでどうして研究がうまくいかなかったのか少しわかった気がします.状況の当てはまる人がいたら,参考にしてみてください.
まず,自分と向き合った
そんなことになったので自分と向き合いました.そこで気づいた点がいくつかあったので取り上げます.
机に向かう時間が思いのほか少なかった
まず,最初に自分がどれくらい研究に時間を費やしているのかを計測しました.結果は思いのほか少なかったです.正直,驚きました.これでは研究が進まないのも納得.そこで,週の初めに今週は何時間やるという目標を立てて,そのために1日ごとどれくらいの時間を研究に費やすべきなのかを明確にしました.そうすることで必然的に研究に費やす時間が増えました.これで量を確保することができました.次に質を求めていきましょうということで次の話に進みます.
やることが抽象的だった
研究室の先輩からのアドバイスでesaというものにやったことの整理をしているのですが,それが抽象的でした.例えば「テーマを決める」のような感じです.それでは何をすればいいのかを考え直さないといけないのでやる気が削がれます.なのでとにかく細かくします.
- テクニカルレポートの執筆
- 概要を書く
- 背景を書く
- 課題を書く
上記のように整理した場合,テクニカルレポートのどこを書くのかに関しては細かくすることができています.ですが,それでは書くのに何すればいいんだっけとなりやる気が削がれます.そこで下記のように修正を加えます.
- テクニカルレポートの執筆
- 概要を書く
- 追加できた内容を整理して書く
- 変更点があったら,その部分も対応するように変更する
- 背景を書く
- 前回のスライドから修正した部分を追加する
- 文章全体を読んで一番必要なところに図1つを追加する
- 課題を書く
- 詳細を箇条書きにして整理してから文章にする
- ファイルの種類に関することが記載されている参考文献をみつける
- 文章全体を読んで必要なところに図or表を2つを追加する
- 概要を書く
これくらい細かくすることでやる気が削がれることは少なくなりました.また,1つずつクリアしていく感じがちょっと楽しいなと感じるようになり,作業がはかどるようになりました.注意点としては一番最初にこのように細かくしてください.朝一番はやる気があると思うのでタスクの細分化は頑張ってください.ここまで細かくすることで必要な時間がわかるのでいいと思います.
計画が立てられていなかった
その日その日を乗り越えることで精いっぱいだったので計画が立てられていませんでした.そこで,現在から期限までを逆算するように目標を立てました.もちろん,これも先輩からのアドバイスです.実際に,レポートの提出まで1ヶ月しかなかったので提出日に終わらせることをゴールとして,それまでにやるべきことを羅列,それらを期限に間に合わせるために終わらせるべき日を決めることで計画を立てました.そうすることでゴールまでの道筋が見えてきました.また,1週間ごとで達成したいことを整理すれば週ごとになにかをクリアできていることになるので積み重ねた感じが出てきて研究のモチベーションを保つことができます.要するに計画は下記の期間で立てるべきだということです.
- 現在から期限までを逆算したときの計画
- 1週間での計画(その週の頭に考える)
- 1日の計画(その日タスクを始めた最初に考える)
さいごに
事が上手く進まないときは,工夫することが大切です.私は研究が進まなかったのはその人の技量や知識量,生まれ持った集中力などが関係しているかと思いました.ですが,このように自分と向き合った結果そんなことはありませんでした.周りの頑張っている人も時間の確保や計画の練り直しを必死に頑張っているのかと思うと自分なんてまだまだだなと思いました.最後まで読んでいただいた方,ありがとうございます.もし参考になりましたらいいね(♡)をお願いします.