前回は、DataCloudでのハンズオンでAWS S3との接続を行いました。
今回は、データストリームを作成して、データレイクオブジェクトと、データモデルオブジェクトにマップします。
以下のワークショップの手順に沿って、操作を行います。
データストリームの作成
Amazon S3を選択します。
接続で、前回、入力したコネクタを選択します。
あとは、ワークショップページの説明どおり入力します。
リリースして、データストリームを作成します。
データストリームの更新
データストリームの[今すぐ更新]ボタンを押します。
全体更新と、差分更新がありますが、今回は[新規ファイルのみを更新]をクリックします。
しばらくするとデータが取り込まれます。
データエクスプローラーのデータレイクオブジェクトで確認します。
データレイクオブジェクト(DLO)とデータモデルオブジェクト(DMO)のマッピング
取り込まれたデータレイクオブジェクトを、データモデルオブジェクト(DMO)に反映させます。
Data Cloudのデータモデルオブジェクト(DMO)とは、Data Cloudにおいて、様々なソース(Sales Cloud、Service Cloud、外部システムなど)から取り込んだデータを整理し、顧客の統一されたビューを構築するために使われる「入れ物」のことです。
手順
Guestデータレイクオブジェクトを開き、[開始]ボタンを押します。
データモデルエンティティで、[オブジェクトの選択]をクリックします。
次のDMOに緑色のチェックが付くように選んでいきます。
Individual (個人) DMO
Data CloudのIndividual (ssot__Individual__dlm) は、顧客や見込み客といった「個人」を表す中心的なデータモデルです。ードや取引先責任者、外部データなど、様々なソースから個人の情報を集約・統合する役割を担います。
Contact Point Email (連絡先メール) DMO
Data CloudのContact Point Email DMO (ssot__ContactPointEmail__dlm) は、個人(Individual)や組織(Party)のメールアドレス情報を管理するモデルです。
完了ボタンを押します。
【補足】DMOと、Sales/Service Cloudの標準オブジェクトの主な違い
IndividualやContact Point Address など、標準オブジェクトと同じ名前のDMOが出てきています。
DMOはData Cloud上で複数ソースのデータを統合・分析するための基盤モデルです。これに対して標準オブジェクトは、Coreプラットフォーム上で日々のCRM業務を実行・管理するためのデータを直接格納します。DMOは統合用、標準オブジェクトは業務用でデータを扱います。
マッピングの実施
Guest
のDLOから、Individual
DMO とContact Point Address
DMOのマッピングを行います。
命名によって、自動マッピングされていますが、その他の項目もワークショップのページに従い設定します。
これd、S3ゲストデータをDLOに取り込み、個人DMO等へマッピングしました。
Salesforce連絡先とS3ゲストデータを同一モデルで統合することができました。
↓次回は、この予約用のデータストリームを作成します。