Overview
基本中の基本。リストの操作をまとめました。
1.リストの基本
2.リストの基本操作
3.リストの探索と並べ替え
4.効率的なリスト操作
5.典型問題を解いてみる
1. リストの基本
リストの定義
my_list = [1, 2, 3, 4, 5]
リストの要素アクセス（インデックスを使う）
my_list[0] # 1
my_list[-1] # 5（最後の要素）
リストのスライス
my_list[1:4] # [2, 3, 4]（1番目から3番目の要素を取得）
my_list[:3] # [1, 2, 3]（最初から2番目まで）
my_list[::2] # [1, 3, 5]（2つおき）
2. リストの基本操作
リストの要素の追加
my_list.append(6) # 末尾に追加
my_list.insert(2, 99) # 2番目の位置に99を挿入
リストの要素の削除
my_list.pop() # 末尾の要素を削除
my_list.pop(2) # 2番目の要素を削除
my_list.remove(99) # 値が99の要素を削除
リストの更新
my_list[1] = 100 # 2番目の要素を100に変更
リストの結合
new_list = my_list + [7, 8, 9] # 新しいリストを作る
my_list.extend([7, 8, 9]) # 既存のリストを拡張
3. リストの探索と並べ替え
リスト内の検索
print(3 in my_list) # True（3が含まれるか）
print(my_list.index(3)) # 3の位置を取得
リストのソート
my_list.sort() # 昇順ソート
my_list.sort(reverse=True) # 降順ソート
sorted_list = sorted(my_list) # 新しいソート済みリストを作る
4. 効率的なリスト操作
リスト内包表記
squares = [x**2 for x in range(10)] # [0, 1, 4, ..., 81]
evens = [x for x in my_list if x % 2 == 0] # 偶数のみ取得
リストの最大・最小・合計
max(my_list) # 最大値
min(my_list) # 最小値
sum(my_list) # 合計
5. 典型問題を解いてみる
例題1: 入出力の練習
問題：2つの整数を入力し、それらの積が偶数なら「Even」、奇数なら「Odd」と出力する。
回答
a, b = map(int, input().split()) # スペース区切りの整数入力
print("Even" if (a * b) % 2 == 0 else "Odd")
例題2: リストの合計
問題: 長さNの整数リストが与えられるので、すべての合計を求める。
回答
A = int(input()) # 500円の枚数
B = int(input()) # 100円の枚数
C = int(input()) # 50円の枚数
X = int(input()) # 作るべき金額
count = 0
for a in range(A + 1):
for b in range(B + 1):
for c in range(C + 1):
if 500 * a + 100 * b + 50 * c == X:
count += 1
print(count)
例題3: 特定の要素のカウント
問題: 3桁の0と1の文字列が与えられ、1の個数を数える。
回答
s = input() # "101" のような文字列
print(s.count("1"))
例題4. リストの検索
問題: 身長X以上の人が何人いるかを数える。
回答
N, X = map(int, input().split())
H = list(map(int, input().split())) # 身長リスト
print(len([h for h in H if h >= X])) # X以上の人の数
例題5. リストの並び替え
問題: N枚のカードがあり、AliceとBobが交互にカードを取る。大きいカードから順にAliceが取る。AliceとBobの点数差を求める。
回答
N = int(input())
A = list(map(int, input().split())) # カードのリスト
A.sort(reverse=True) # 降順ソート
alice = sum(A[::2]) # 奇数番目（Aliceが取る）
bob = sum(A[1::2]) # 偶数番目（Bobが取る）
print(alice - bob) # 点数差