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アイレット株式会社 新卒Advent Calendar 2023

Day 7

Wiki.js を AWS ECS on Fargate + RDS で動かすハンズオン

Last updated at Posted at 2023-12-09

Wiki.js は無料で利用できる OSS の Wiki です。高速な Node.js エンジンで実行され、多機能でデザインもモダンな次世代の Wiki です。

Wiki.js の概要・特徴についてはこの記事にまとめています。

そんな Wiki.js を AWS Fargate 上にデプロイしてみます。

データベース

Wiki.js はデータベースがないと起動できません。まずはデータベースを作成しましょう。

AWS コンソールの RDS のページから、「データベースの作成」を押下します。

リージョンが アジアパシフィック (東京) ap-northeast-1 になっていることを確認してください。

  • データベースの作成方法を選択 : 標準作成
  • エンジンのオプション : MySQL
  • エンジンバージョン : Mysql-8.0.35
  • テンプレート : 無料利用枠
  • DBインスタンス識別子 : wiki-js-mysql
  • 認証情報の設定
    • マスターユーザ名 : admin
    • マスターパスワード : wikis-secret
  • インスタンス : db.t3.micro
  • ストレージ
    • ストレージタイプ : 汎用 SSD (gp2)
    • ストレージ割り当て : 20 GiB
    • 自動スケーリング : 無効
  • 接続
    • EC2 コンピューティングリソースに接続しない
    • ネットワークタイプ : IPv4
    • VPC : Default VPC
    • DB サブネットグループ : default-vpc
    • パブリックアクセス : なし
    • VPC セキュリティグループ : default
    • アベイラビリティーゾーン : ap-northeast-1a
    • データベースポート : 3306
  • データベース認証 : パスワード認証
  • モニタリング : オフ
  • 追加設定
    • 最初のデータベース名 : wiki_js
    • パラメータグループ : default.mysql8.0
    • 自動バックアップ : 無効
    • 暗号化 : オフ

月額の概算は以下の通りです

  • DB インスタンス: 18.98 USD
  • ストレージ: 2.76 USD
  • 合計: 21.74 USD

RDSを使用していないときは、停止するとインスタンスにかかるコストを抑えることができます。
ただし、RDS は停止しても 1週間後に自動で起動される ことに注意してください。

ECS タスク定義の作成

Fargate サービスを作成するために、タスク定義を作成しましょう。

AWS コンソールから Fargate のページに行き、「新しいタスク定義の作成」を押下します。

以下を入力して、タスク定義を作成します。

  • タスク定義ファミリー : wiki-js-task
  • 起動タイプ : AWS Fargate
  • OS、アーキテクチャ、ネットワークモード : Linux/X86_64
  • タスクサイズ
    • CPU : .5 vCPU
    • メモリ : 1 GB
  • タスクロール : ecsTaskExecutionRole
  • タスク実行ロール : ecsTaskExecutionRole
  • コンテナ - 1
    • 名前: wiki-js-01
    • イメージ URI: ghcr.io/requarks/wiki:latest
    • 必須コンテナ: はい
    • プライベートレジストリ: オフ
    • ポートマッピング
      • コンテナポート: 3000
      • プロトコル: TCP
      • ポート名: wiki-js-01-80-tcp
      • アプリケーションプロトコル: HTTP
  • 環境変数
    • DB_TYPE : mysql
    • DB_HOST : wiki-js-mysql.xxxxxxxxxxx.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com (AWS コンソールの RDS ページで確認してください。)
    • DB_PORT : 3306
    • DB_USER : admin
    • DB_PASS : wikijs-secret
    • DB_NAME : wiki_js

ECS クラスターの作成

サービスを作成する前に、クラスターを作成しておきます。

  • クラスター名: wiki-js-cluster
  • インフラストラクチャ: AWS Fargate

ECS サービスの作成

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  • 既存のクラスター: wiki-js-cluster
  • アプリケーションタイプ: サービス
  • サービス名: wiki-js-service
  • サービスタイプ: レプリカ
  • 必要なタスク: 1
  • ネットワーキング
    • VPC: default-vpc
    • サブネット: default-subnet-01, default-subnet-02, default-subnet-03
    • セキュリティグループ: default
    • パブリックIP: オン
  • ロードバランシング
    • ロードバランサーの種類: Application Load Balancer
    • 新しいロードバランサーの作成
    • ロードバランサー名: wiki-js-alb
    • ヘルスチェックの猶予期間: 30s
    • コンテナ
      • ロードバランス用のコンテナの選択: wiki-js-01
      • リスナー: 新しいリスナーを作成
        • ポート: 80
        • プロトコル: HTTP
      • ターゲットグループ: 新しいターゲットグループの作成
        • ターゲットグループ名: wiki-js-tg
        • プロトコル: HTTP
        • ヘルスチェックプロトコル: HTTP
        • ヘルスチェックパス: /

アクセスしてみる

しばらくして、AWS コンソールでロードバランサーのページにいくと、ALB が作成されています。

押下して詳細に進むと、「DNS名」という項目があります。

これをコピーしてブラウザに貼り付けてアクセスしてみましょう。

こんな感じで表示されたら成功です!! :clap: :clap:

感想

Wiki.js は公式がコンテナを配布してくれているので、ビルドやコーディングなしで AWS 上にデプロイできてしまうことがわかりました!

参考

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