監視ツールと言えど、世の中には色々な監視ツールが出回っていますので、プロジェクトまたは会社の利用に一番適したツールを探しだし、それを使用することが重要です。今回は、人気の監視ツールのGraphiteとZabbixを比較した記事について、書いていきたいと思います。
Graphiteとは
Graphiteは2008年にリリースされたオープンソースで、時系列での監視を行うことのできるソフトウェアです。データプッシュ型の監視ソフトウェアで、既に発生した情報を取得しメトリクスを収集し記録、可視化します。通常、StatsDやcollectdと連携して、インフラストラクチャから時系列のメトリクスを取得し、その後メトリクスは集約されGraphiteのデータベースであるWhisperに保存されます。Graphiteは企業に監視、保存、データの視覚化を行う術を提供するとともに、特定のイベントについてのアラートを上げる機能も提供しています。またHosted Graphiteについてはパッケージに含まれたHosted Grafanaとともに、MetricFireから入手できます。
14日間の無料お試し版を入手して、Hosted Graphiteをお使いいただき、自分の会社の使用に合っているかどうかをご確認いただけます。ご質問がある場合は、いつでも デモをご予約頂き、直接ご相談いただけます(デモは日本語で対応いたします)。
Zabbixとは
Zabbixは、ネットワーク、サーバ、仮想マシン、クラウドサービスなどのITシステムを監視するオープンソースのツールです。メトリクスを収集し、問題を検出、可視化、通知、そして通知内容を送信することができ、アプリケーションを監視する機能も搭載されています。Zabbixは数台から1,000台の端末で構成される小規模な環境向けに設計されています。また、簡単な分散モニタリングを実現することで、接続とオープンポート数を低く保つことを可能としています。大規模向けのインストールが行われている事例もありますが、多くのカスタマイズが必要となります。Zabbix自身はデータを保存しませんが、幅広い種類のデータベースを利用することができます。バックエンドはC言語で書かれており、WebフロントエンドはPHPで書かれています。サービスとしてのZabbixはZabbixのウェブサイトから入手でき、価格設定には5段階あります。
MetricFire の Hosted Graphite の利用が適しているケース
以下の要件を満たしたい場合、Graphiteの利用が適しています
- インフラストラクチャを時系列で監視したい
- 複数の異なるソースのデータを可視化したい
- 重要なイベントについてアラートが欲しい
- 自身で用意するにはインフラストラクチャが大規模すぎなためホスト型サービスが必要
Zabbix の利用が適しているケース
以下の要件を満たしたい場合、Zabbixの利用が適しています
- バックエンドがC言語でフロントエンドがPHPのオープンソースなソフトウェアが必要
- データの保存に、MySQL、MariaDB、PostgreSQL、SQLite、Oracle や IBM DB2を利用したい
- 1,000台以下の端末で構成される小規模な環境である
- 監視の必要はあるが、優れた可視化/サポートやドキュメントを必要としない
重要なポイント
- Graphite は監視、保存、アラート、そしてあらゆる種類のデータを時系列で可視化することができる
- Graphite はオープンソースで無料
- Zabbixはオープンソースで無料
- Zabbixの企業向けプランでも、Grafanaが持つほどの視覚化機能は提供していない
Hosted Graphiteについて詳しく知り、MetricFireがあなたの監視環境にどのようにフィットするのかチェックしてみてください。14日間の無料の試用版を入手して、今すぐGraphiteを使い始めてはいかがですか。お気軽にデモをご予約頂き、Hosted Graphiteの機能を試してみてください(デモは日本語で対応いたします)。