LoginSignup
0
0

SAP SD(販売管理)モジュールとは

Posted at

SAP SD(販売管理)モジュールは、企業の販売と流通プロセスを管理するためのツールです。基本的なビジネスシナリオは受注、出荷、請求の3つのステップから成り立っています。

  1. 受注: 顧客からの注文を受け取り、その詳細をシステムに記録します。
  2. 出荷: 注文された商品を倉庫から取り出し、顧客に配送します。
  3. 請求: 商品の配送後、顧客に対して請求書を発行します。

SDモジュールは、組織設定とマスタデータの2つの主要な要素によって構成されています。組織設定には販売組織、流通チャネル、製品部門、販売エリア、販売グループなどが含まれます。これらの設定は、企業の販売と流通の構造を反映しています。一方、マスタデータには得意先マスタ、品目マスタ、販売価格マスタなどが含まれ、これらは販売プロセスの各ステージで使用されます。

SDモジュールはカスタマイズ可能で、受注伝票タイプ、明細カテゴリ、出荷タイプ、出荷明細カテゴリ、保管場所の割当、請求伝票タイプの定義、請求伝票のコピー管理の設定、価格決定表の定義/割当、勘定コードの割当など、企業の特定のニーズに合わせて設定を変更することができます。

SDモジュールは、受注伝票、出荷伝票、請求伝票、バックオーダーなどのトランザクションを管理します。これらのトランザクションは、販売プロセスの各ステージを追跡し、管理するために使用されます。

最後に、SDモジュールは、財務(FI)モジュールと連携しています。出荷、請求、入金の各ステージで発生する仕訳をFIモジュールに伝え、財務報告を正確に保つ役割を果たします。また、ピッキング(商品の倉庫からの取り出し)プロセスも管理します。

参考資料
【SAP SD基礎】販売管理(SD)の機能概要 | ITビジネスライフ診断書

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0