【1日目】
トピック 1:SAPS/4HANAサプライチェーン計画の概要(1/6)
≪問題1≫
サプライチェーン計画において予測に利用できるSAPアプリケーションは次のうちどれでしょうか。
(2つ選んでください)
▢サプライチェーンマネジメント(SCM)
▢Integrated Business Planning(IBP)
▢能力所要量計画(CRP)
▢資材所要量計画(MRP)
≪解答≫
■サプライチェーンマネジメント(SCM)
■Integrated Business Planning(IBP)
▢能力所要量計画(CRP)
▢資材所要量計画(MRP)
≪解説≫
サプライチェーン計画において、予測に使用する最適なツールは、SCMとIBPです。
・サプライチェーンマネジメント (SCM):SCMは、供給、需要、輸送、および在庫管理を通してサプライチェーン全体の最適化を図るために使用されます。予測のためのデータを集約して分析し、効率的なサプライチェーン計画を支援します。
・Integrated Business Planning (IBP):IBPは、需要と供給のバランスをとるための統合的な計画ツールで、企業全体のデータを使って計画を立てます。これにより、より正確で柔軟な予測が可能になります。
≪正解の選択肢≫
・サプライチェーンマネジメント (SCM):SCMはサプライチェーンのすべての段階に関与し、予測や計画に対して非常に高い精度を提供します。各段階での需要と供給を適切に管理することで、効率的な物流を実現します。
・Integrated Business Planning (IBP):IBPは高度な予測機能を備えており、需要計画、供給計画、財務計画を一体化させることで、全体的なビジネス戦略に対応します。
≪不正解の選択肢≫
・資材所要量計画 (MRP):資材所要量計画 (MRP)は主に生産計画と在庫補充を行うためのツールで、サプライチェーン全体の予測を管理するには不十分です。
・能力所要量計画 (CRP):能力所要量計画 (CRP)は生産能力の計画を行うためのツールで、サプライチェーン全体の需要予測には使用されません。
≪まとめ≫
サプライチェーン全体の予測と計画においては、SCMとIBPが最適です。これらのツールを使うことで、需要と供給のバランスをとり、より効率的で精度の高い計画が可能となります。