【Python3】文字列収集 (paizaランク S 相当)をやってみた

以下に、【問題】に対応するPythonソースコードを作成し、解説を行います。

# 入力の読み込み
import sys
input = sys.stdin.read

# 入力データを一括で読み込む
data = input().split()

# NとMを取得
N = int(data[0])
M = int(data[1])

# N個の文字列とその価格を格納するリスト
strings = []
prices = []

# N個の文字列と価格をリストに分割して格納
index = 2
for _ in range(N):
    strings.append(data[index])
    prices.append(int(data[index + 1]))
    index += 2

# M個のクエリを格納するリスト
queries = []
for _ in range(M):
    queries.append(data[index])
    index += 1

# クエリごとに合計金額を計算して出力
for query in queries:
    total_price = 0
    for i in range(N):
        # クエリ文字列が対象文字列の先頭に一致するかを確認
        if strings[i].startswith(query):
            total_price += prices[i]
    print(total_price)

解説

このプログラムは、与えられた文字列と価格のリストから、特定のクエリ文字列で始まる文字列の総価格を計算します。

1. 入力の読み込み:

   • sys.stdin.read を使用して、すべての入力を一度に読み込みます。
   • input().split() で読み込んだデータを空白で分割し、リスト data に格納します。

2. NとMの取得:

   • N と M を data の最初の2つの要素から取得します。

3. 文字列と価格の格納:

   • strings と prices というリストを作成し、data のインデックスを使って、文字列とその価格をそれぞれのリストに格納します。

4. クエリの格納:

   • queries というリストを作成し、data のインデックスを使って、クエリ文字列を格納します。

5. クエリごとに合計金額を計算:

   • 各クエリに対して、strings リストの各文字列がそのクエリ文字列で始まるかを確認します。
   • 一致する場合、その文字列の価格を合計金額に加算します。
   • クエリごとの合計金額を出力します。

実行例

以下は、入力例1の結果を示す実行例です：

# 入力例1
6 5
bcac 3
abcd 14
abccjg 92
bcaddgie 2
abcd 6
cb 200
b
a
abcd
gagioheo
cb

出力結果は以下の通りです：

5
112
20
0
200

このプログラムは、各クエリに対して、対応する文字列の総価格を計算し、出力します。入力のサイズが最大10,000であるため、パフォーマンスを考慮してシンプルなループを使用しています。