結果
午前 72.5点
午後 64点
合格基準は午前・午後それぞれ60点以上なので合格でした。
私のスペック(受験時点)
- 社会人1年目
- メインは非IT系の業務だった。(もう終わったけど)
- AtCoder 緑
- 資格
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- 大学の専攻
- 工学部(ロボット)
応用情報技術者試験概要
応用情報技術者試験は、情報処理推進機構(IPA)が実施する国家試験の一つです。高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者であることを認定する試験です。
基本情報技術者試験の上位に位置し、情報システムの開発・運用に関わる幅広い知識を問われます。ITエンジニアとしてのキャリアアップや、より高度な資格(高度情報技術者試験)へのステップとしても重要な位置づけです。(Notion AI 生成)
試験の概要
試験日 | 2025年4月20日 |
---|---|
試験形式 | 午前:多肢選択式(80問)、午後:記述式(5問中2問選択) |
試験時間 | 午前:9:30~12:00(150分)、午後:13:00~15:30(150分) |
合格基準 | 午前:60%以上の正答率、午後:60%以上の正答率 |
午前問題の出来
序盤にすぐに答えを出せない計算問題や考える系の問題が序盤に多く、正直「まずいな」と思ってました。ただ、後回しにすればある程度何とかなるだろうなと思って、それで対応をすればいいという感じでした。
今回知識問題も、「これが答え」といって答えるというよりも周辺知識を使って「これはない」という感じで消去法的に解いていくことが多かった。そんな印象でした。
おすすめの学習方法
- 過去問を最低3年分は解く
- 午前の問題集を繰り返し解く(私は3周しました)
- 計算問題の解法をノートにまとめる
- 分からない問題はマークして後で復習する
午後問題について
午後問題は5つの分野から2問を選択して解答します。各問題は記述式で、設問ごとに解答を作成する必要があります。
選択問題
- プログラミング
- 情報システム開発
- サービスマネジメント
- システム監査
各科目の出来
情報セキュリティ
難しかったというのが率直な感想です。思い出せなかったのが部分や文章の中かから答えにつながる要素を読み取るために必要な前提知識が不足してたなと。
プログラミング
全てプログラムないしはアルゴリズムに関わる内容で解きやすく、楽しかった。ただ、今回の問題は序盤に示される試験用のコードの記述と実際に問題に書かれている記述が違うというところから、空気を読むことが必要な問題になってしまっているなと。
まあ、例がpythonだからといって、C++のコード書いているところに、pythonのコードを埋め込んでも動かないわけでそりゃそうという話なのだけど。
情報システム開発
障害とプロダクトの機能の話がメインでした。障害発生時にどの部署が責任を負うかや、どの機能を回収するかといった判断を問う問題が多かった。まあまあできたかなという印象。
今回は機能とユーザのビジネスをどれだけ想像して考えていくことができるかみたいなところかなと。CRUDやら技術的な話(オブジェクト指向)のところとかもあったかなと。
サービスマネジメント
クラウドを使った問題。SLAの合意の話やらそれを達成するためにどうするかとかという話がメイン。キャパシティ管理をユーザ側とクラウドサービス提供する側でどの対処をするか。
文章問題かなと。そこから裏側で起こりそうな問題を予測するという感じかなと。
システム監査
この問題については穴埋めの箇所が1ページにまとまっていていいなーとか考えて受けていた次第。速報サイトでは鬼門だと言っている人も。どこから読んで持ってくるかというところが重要になる感じ。
試験までの学習方法
目標
今回の目標は午前午後ともに70点を超えることでした。学習時間としては200時間を目安にしました。
目標点数70点は確実に合格できるかつ仕事・プライベートのイベントの不確実性含めて対応できそうな現実的な範囲と思っての設定でした。240時間くらいまで伸ばせれば話は違ったのだけど。点数については前述しているので割愛。
学習時間の目安は「応用情報 学習時間」と調べると下の画像のようにSearch Labsが出てくるのでこれを参考にしました。(基本情報もこれでやったのでこれでいけるやろと)
学習期間は2024年10月26日から2025年4月20日までの約6ヶ月間、総学習時間は211時間29分(12689分)、週平均7時間50分(470.30分)でした。
使用した教材
- 応用情報技術者 合格教本午前
- 応用情報技術者 合格教本午後
- 過去問道場
学習スケジュール
週平均7時間50分の学習時間を確保し、以下のようなスケジュールで学習を進めました:
期間 | 学習内容 |
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1〜2ヶ月目 | 基礎知識の習得(参考書1周) |
3ヶ月目 | 午前の過去問演習 |
午後の過去問演習 | |
ここで自分のレベル感を知る | |
4か月目 | 苦手分野を参考書で復習 |
5ヶ月目 | 休日は午後問題メインで対策 |
午前問題を通勤時間に解く | |
直近3週間 | 休日に実際の時間で演習 |
学習の記録と復習
記録と復習は基本的にNotionで行っていました。
理由としては、普段からNotionを使っていて慣れていたから。いずれ、Notion AI使うかなと思っていて、情報の蓄積をしておくには便利かなと思っていたので。
まずは、記録から。
記録はNotionにDBを作って都度、入力する画面と週単位で入力する部分に分けてました。
構成
-
Learning
- 各回ごとの学習時間を管理
- 毎回入力
- category,Subject,progress of learning(これはリレーションです)を毎回選ぶ。最後に終了ボタンを押す
- 終了ボタンを押すと自動で記録されます。
- 面倒なのでcategory,subject,progress of learningはそれぞれITと応用情報でフィルターを掛けておくと自動的にそれが入力されるのでそうしてました。
-
Progress of Learning
- 週間の学習時間を管理
- Learningとリレーションしているので時間はロールアップして自動的に出すようにしています。
-
Between exam
- 学習開始から受験したい試験日までの記録
- 現状の総学習時間と目標学習時間を比較して翌週以降は何時間学習する必要があるのかを見るというものです。
- 実質的な進捗率を表しているのがこれです。
-
リレーションについて説明
Notionのリレーション機能とは、データベース同士を関連付ける機能です。例えば、「Learning」というデータベースと「Progress of Learning」というデータベースがあるとき、これらを紐づけることができます。
簡単に説明すると:
- 異なるデータベース間で情報を連携させることができる
- 例えば、学習記録(Learning)と週間進捗(Progress of Learning)を関連付けると、各週の学習時間を自動集計できる
- リレーションを設定すると、一方のデータベースからもう一方のデータベースの情報を参照・表示できる
- ロールアップ機能と組み合わせると、関連付けたデータベースの数値(学習時間など)を合計・平均・最大値などで集計できる
具体的には、私の場合は「Learning」データベースで記録した各回の学習時間を、「Progress of Learning」データベースでリレーションとロールアップを使って週単位で自動集計していました。これにより、個別の学習記録を入力するだけで、週間・月間の学習時間が自動計算される仕組みを作れました。(Notion AIより)
過去問と参考書
今回の学習通してNotionでわからないところのメモであったり深堀を実施していました。
Notionだと後で見返しやすいのとNotion AIでふとした時に弱い部分にフォーカスしてまとめたりとかもしやすいというのが大きく実践していました。
過去問の学習については午前と午後で戦略が違っていました。午前は出題されている80問を全て解いてその中で60点以上であればいいという形式であるのに対して、午後は1科目の必須の他4科目選択形式。なので、午前はひたすら過去問を解くという基本情報同様のスタイルで学習してました。
午前の勉強方法に関しては基本情報の記事を書くときに書きます(順番は絶対逆だけど。)
今回問題だったのは午後。必須の情報セキュリティはやるしかないのでやるとして、他4つを何から選ぶかというのもかなり悩みどころでした。選択問題自体は10問あるのでそのうち問くらいは選べるかなくらいにしておくと試験時の事故を防げると思っていたので7個くらいにしようとしてました。
後は、キャリア的にはサーバーサイド志望なので、そこにつながる学習したいというのもあり次の7科目をメインに学習してました。
- プログラミング
- データベース
- ネットワーク
- 情報システム開発
- 組込みシステム開発
- サービスマネジメント
- システム監査
後はプロジェクトマネジメントやったりやらなかったり。
という感じで、避けた2つ「経営戦略」と「システムアーキテクチャ」について言及しておく。
「経営戦略」は学習したいのが今これじゃないということです。「システムアーキテクチャ」はむずい、これに学習するリソースを割くと合格できる気がしない。そんな理由でこの2つは学習をパスしました。
システムアーキテクチャは触れたい。分かりたい。
後、今回は実試験ではデータベースとネットワークをやらなかったので、そこも理解深めたいなと。
過去問の記録各回ごとにページを分けてやって、その中にわからなかった問題を書き出して、解説とかを書いていく。分からないところはNotion AIに聞いて深堀するという使い方をしてました。
反省
今回の試験期間の反省点はこれくらいかなと。
- Notion AI早くに導入しておけばよかった
- 時間管理を怠った
- 体調管理
Notion AI早くに導入しておけばよかった
正直Notion AIを導入して大分変ったなと。
この人にわからないこと聞きながらまとめたり、自分が参考にした記事をNotion に登録してその内容を要約させたりできることがいろいろとあることに気づいた。
後、Notionでできることを説明してもらったりとかもできるのでかなり便利。
まあ、デメリットとというか使いづらさもあるんですがそれも伝えておきます。
- そもそもNotionなのでインターネットつながってないと基本使えない。
- ページ重くなると止まったり再起動したりする
- ページ内にある深い階層の内容の読み込みが苦手そう?(最近は良くなってきた印象)
- 最新の情報を検索はしてくれない
- チャット形式の対話するのに右下の顔のボタンを押して起動する必要がある(ちょっと手間)
この人を押すとチャット形式で会話ができる
ここですべてのソースを押すと
と出てくるのでAIの知識とかを使ってやってやればいい。
時間管理を怠った
学習開始時に立てた計画としては繁忙期になる後半学習時間を確保するのは難しいだろうと考えてましたが。結果画像のような状態となりました。
何が後半忙しくなるからだという話なんですけど、これ、まあ前半は出張があったのと基本情報受かって呆けてたのとという状態でこんな飛んでもグラフになってます。
2/10と2/17は仕事の方でやることが多かったりして時間取れていなかった次第。
結局最終週が一番勉強するという。まあ、そうでしょうねという話なんですけども。
ここで問題なのは、時間がバラバラなことよりも目標値を後半一定にして目標設定をさぼっていることですね。
これは次の学習なりなんなりするときの反省点。自分の状況を考えず無闇やたらに目標を設定を高くしても負担になるか達成できないことにマイナスの影響が大きくなってくるので。
体調管理
この期間で結構体調を崩していて少なくとも3回くらい勤務の調整をしないといけない状態になってしまった。
職場の人に迷惑をかけてしまったのでこの点については自己管理もっとちゃんとしたい。
次は高度試験を受けたいな。午前Ⅰ免除になるし。