#繁体字・簡体字とは
中国語の文字の中で、簡体字と繁体字2種類があります。
以下簡単に比較と説明します。
繁体字 | 簡体字 | |
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概要 | 従来の漢字。簡体字との対比により呼ばれています。正体字と呼ぶ人もいます。 | 1950年代に中華人民共和国で制定された 従来の漢字を簡略化した字体体系 |
利用地域 | 台湾・香港・マカオ | 中国・ マレーシア・シンガポール などの中華圏 |
Unicode以外)主要文字コード | Big5 | GBxxxx (ex: GB18030) |
同じ繁体字でも、地域によって若干違う場合もあります。
例:
台湾(繁) | 香港(繁) | 簡体字 | (日本)新字体 |
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畫 | 畫 | 画 | 画 |
敘 | 敍 | 叙 | 叙 |
衛 | 衞 | 卫 | 衛 |
裡 | 裏 | 里 | 裏 |
#文字コードについて
今はだいたいUnicodeに集約していくが、
最初に作った時、繁体字と簡体字はそれぞれ違う文字コードがあります。
昔から作ったシステム・サービスは、そのまま使われているかもしれません。
ややこしい経緯(概要)
補字符集ってなに?
ちなみに、なぜか香港・台湾は同じ繁体字でも、"香港補字符集"というものがありますか。
実は中国で様々な方言があります。地方によって、話の発音や言葉が全然違って、一般の中国語(普通語)は通じないどころもあります。
例えば、香港(広東語)や台湾(閩南語)にあるが普通語(北京語)にない発音もあります。
なので、話が文字にするとき、方言の発音に合わせて適切な漢字で表現するために、普段にない漢字を使う(作る)状況があります。
↓こんな感じかなぁ
余談
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字体だけではなく、地方によって、中国語の用語が違います。
参考:http://s-bokan.com/blog/multilingual_websites/chinese-language.html -
交流・インターネットによる、文字の流通が速くなってきました。差がだんだん縮小していきます。