はじめに
筆者はFETしか使ったことがありませんでした。
基板設計をするうえで、デジトラにメリットを感じたので使ってみようと思いました。
メリット
- 抵抗が内臓していて、部品点数を減らせる。
- IOの最大電流が小さいマイコンでも十分使える。
デメリットも、もちろんあります。
デメリット
- 流せる電流はせいぜい100mA程度
- 所詮、トランジスタ
使用用途としては、少量のLEDやパワーMOSFETのスイッチングです。
注意点(本題)
使用したデジトラはDTA114E(PNP)という型です。一般的に多く使われているデジトラです。
ピンアサインを、パッケージ型TO-29の場合で考えてみます。
- G(GND)
- O(OUT)
- I(IN)
今までMOSFETとJFETしか使ったことがありません。
G(ゲート),D(ドレイン),S(ソース)と似たような表記だと待ち構えていたので、少し戸惑いました。
使用法
色々して自己解釈した結果、下記のような使い方だと分かりました。
意外と初歩的なことなので、このピンアサインについて詳しく紹介しているサイトがあまりありませんでした。
ピン名 | PNP | NPN |
---|---|---|
G(GND) | 5V | GND |
O(OUT) | 制御したい機器 | 制御したい機器 |
I(IN) | マイコンなどの制御IO | マイコンなどの制御IO |
おまけ
データシートをよくよく見てみると、ちゃんと**GND(+)**って書いてました。
電気特性のところにも最大供給電圧-50Vとちゃんと書いてました。負電圧、私の苦手な言葉です。