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はじめに

最近よくクラウドとやらがシステム開発で使われるようになっていると聞いていたので、興味が湧き昨年からAWSの学習に取り組んでいます。
2023/7取得したCLFに続いて、先日SAAに合格したため、学習記録として書きたいと思います。
初学者の私にとって、クラウドの基本的概念、サーバーなどの基礎知識が学べておもしろくも難しかったと感じており、これだけダイナミックにサービスを展開できているAWS強すぎるなと学習を通して実感していました。

試験結果

image.png

762点でギリギリの合格でした。
今回は、Udemyの講座×2、ping-tを主に用いて学習しました。

試験の傾向

企業からのシステム構成の要望が文章として与えられ、それに合致した費用対効果の高いAWSサービスの組み合わせ、運用方法などを答える問題が大半を占めていたと思います。

個々のサービスの特徴や種類を理解するだけではなく、組み合わせ例を知っておくようにすることが攻略につながるのかなと感じました。

例えばストレージ(EBS, EFS, S3)はどのサービスが条件に適しており、どのタイプ(S3標準, S3 Standard-IA, S3 Glacier Deep Archiveなど)が最も要望に応える費用対効果の高い選択肢になるかといったような感じです。また、S3バケットにWebコンテンツをアップロードし、CloudFrontからアクセスできるようにすることでコンテンツ配信のパフォーマンスを向上させることは、典型的な組み合わせとして知られています。

勉強方法

Udemy

私が所属している会社の福利厚生でUdemyの講座が無料で受けられたので、この機会に使い倒してやろう、ということで受講してみました。

この講義は、SAAに出題されるサービスを網羅的に説明した講義でした。受講した感想としては、合格するためだけであれば知識量過多なのかなと感じました。しかし、テーマごとにハンズオンでサービスを実際に触る機会が多く、座学だけでは理解しきれなかった部分の理解がスムーズにできたと思います。
また、手を動かして学ぶと知識の定着だけでなく、イメージとしてサービスが理解できるので忘れにくく、楽しく学習できたなと思います。

また、試験直前はこの問題集を利用しました。シンプルな模擬試験になっているのですが、ネットに落ちている無料問題集は個人的にあまり良いものを見つけられなかったため、これを利用していました。
2回分ほどしか解いていないですが、試験問題の雰囲気を掴むのによかったと思います。

Ping-t

webの無料問題集の中では使えそうということで使っていました。コンピューティング、ストレージ、データベースなど各分野ごとに問題がまとまっており、サービスごとの性質の理解・暗記のために利用していました。

それぞれの使い方

紹介した3つの学習教材の使い方としては、以下の流れです。

  1. まず、Udemyで講義を受けていく(サービスに使われる基礎技術などは都度調べて理解)
  2. 講義毎のハンズオンでイメージしつつ理解していく
  3. 講義の各分野終了毎にPing-tで該当分野の問題を解いて知識の定着を図る
  4. Udemyを受け終わると、文章問題慣れのためにUdemy問題集をやりこむ

その他教材

CLFの受験の時は同じシリーズで勉強して合格したのですが、CLFは各サービスの概要を座学程度の理解で覚えてれば受かりました。しかし、個人的にはSAAでは求められる知識がより深く、サービスを組み合わせて利用できるくらいの知識が必要だったと感じたため今回はUdemyの講義メインで学習することにしました。本書は、学習途中でサービスを調べるときに使ったり、章末の問題を解いたりとサブで使わせていただきました。

感想

CLFと比べて、サービスの詳しいところまで問題になっていて難しかったなと感じました。しかし、AWSの概要が知れて非常に勉強になったし、新しい技術を勉強するのは楽しいですね。
最後にAWS SAAを受けてみたメリットとデメリットを挙げて終わりたいと思います。

メリット

  • AWSの各サービスの概要を知れる
    →システム設計の中でAWSのサービスが出てきたときに何をしようとしているかすぐにイメージがつく。
  • ネットワーク、コンテナ、サーバー等のインフラ知識がうっすら身につく
    →これ結構大きいメリットです。ハンズオンでイメージしつつ、知らない技術を深堀しつつ学習すればうっすら身に付きます。概要を掴めるため今後の学習のとっかかりになると感じます。
  • 達成感がすごい
    →地味に大事だと思います。私はサーバーなどもっと勉強したいと感じるようになりました。AWS使って何か作ってみようかな。

デメリット

  • 座学だけだと使える知識にならなそう
    →資格試験はどれもそうだと思いますが、その知識を使うことをイメージして取り組むべきだと思います。AWSはハンズオンで実際に使うことをイメージしつつ勉強するのが身になりますし、理解や知識の定着が結局早い気がします。
  • 高い
    2024年4月から爆値上げするそうです。
    https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2401/12/news185.html
    今取りましょう。

【追記:2024/5/26】
業務内でAWSを使って、EC2インスタンスにwebアプリケーションを載せて外部からHTTP・HTTPSアクセスできるようにする経験をしました。AWS SAAの勉強がとても役に立ったと感じます。さすがにすぐに設定ができた!とまでは言えなかったですが、だいたいこういうことをすればいいだろう、というイメージがあったため割とスムーズに取り組めたと思います。感覚としては、座学だけでなくハンズオンで学習を行っていたこと+応用情報の勉強などでネットワークの基礎を身に着けていたことが功を奏したなと思います。資格勉強→業務、といういい流れを体験できました。

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