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【expo】expo-locationの位置情報取得が遅かったので調べてみた

Last updated at Posted at 2024-09-16

はじめに

最近、個人でReact Native+Typescript+expoを使ってアプリ開発をしています。
現在地情報を使って、近くの店をリストとして出力する機能を入れたいなと思い、がちゃがちゃ実装していました。するとやたら処理が遅く、お店リストの取得が遅かったので、この問題に対処するにあたり調べたことを記事にしたいと思います。
現在使用しているのは、以下のLocationAPIのgetCurrentPositionAsyncというメソッドです。

import * as Location from 'expo-location';

let location = await Location.getCurrentPositionAsync({});

結論

iOSでは
位置情報の精度を求めるが速度は遅くてもよい 
→ getCurrentPositionAsync
位置情報の精度は落ちるが、速さを求める
→ getLastKnownPositionAsync

同じ問題にぶつかっている人の記事があったので見てみると、Andoroidでは前者でも2秒とかで取得できるらしい。。

詳細

以下公式ドキュメントを見てみるとgetCurrentPositionAsyncは、現在のデバイスの位置情報をメソッド実行と同時に取得しているようです。一方で、getLastKnownPositionAsyncはデバイスの最後の既知の位置情報を取得するようです。デバイスにキャッシュされている位置情報を取得するので早いんですね。
ここからは推測ですが、instagramを使っていると近くの情報がすぐに取得されるのは後者のようになっているのではと思ったりします。感覚的に、現在の位置に対して違和感のある情報を出してきたりしますしね。位置情報の精度と取得速度はトレードオフとして、どちらを採用するかを考える必要がありますね。

検証

取得に要する時間の検証もしてみました。

const startTime = performance.now();

let location = await Location.getCurrentPositionAsync({});
// let location = await Location.getLastKnownPositionAsync({});

const endTime = performance.now();

console.log("位置情報取得時間検証");
console.log(endTime - startTime);

getCurrentPositionAsync
image.png

getLastKnownPositionAsync
image.png

細かい条件の記載は割愛しましたが、10秒ほど違いました。
私の作成中のアプリは、起動直後にリストを表示し、そこから選択するようなアプリなので、この差はかなり大きいと感じます。

getLastKnownPositionAsyncはデバイスに保持されている値を取得しているので早いのはわかりますが、getCurrentPositionAsyncはリスト取得ロジックの中に組み込まれている場合ちょっと遅すぎる気がします。

mojikyo45_640-2.gif mojikyo45_640-2.gif

上記のアプリは完成したらまとめ記事書きたい。

参考

getCurrentPositionAsync
getLastKnownPositionAsync

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