#AWS Summit Onlineのメモ
AWS Summit Onlineの気になったセッションを視聴してのちょっとしたメモになります。
###・今だからこそ知りたい、AWSのデータベース2020基礎
◆purpose built
用途に応じてデータベースサービスを選択する
◆Relational
トランザクション処理を必要とするサービス
RDS
6つのデータベースを選択できる
クリック1つでフェイルオーバーの設定を行える
Amazon Aurora
Amazonが1から設計したデータベースサービス
MySQLやPostgreSQLと互換性あり
◆Key-value
キーとバリューの1対1の関係でデータを取得するシンプルなものなので
高スループット、低レイテンシ
Amazon DynamoDB
サーバレスなマネージドサービス
規模に関係なく数ミリsecのレイテンシ
Amazon Keyspaces
cassandraデータベースと互換あり
cassndraデータベースは運用管理にコストがかかるが、
AWSに運用管理を任せられる
◆Document
JSONやXMLで書かれたデータを直接扱うことができる
Amazon DocumentDB
MongoDB互換のデータベースサービス
毎秒数百万のリクエストが来てもミリ秒のレイテンシを実現
◆In-memory
マイクロ秒の低レイテンシが必要なサービスに使う
Amazon ElastiCache
Redis/Memcached互換のデータベースサービスで
低レイテンシを実現可能
マネージドサービスで簡単にスケーリングが可能
◆ Graph
データ同士の関係性をグラフで表す
Amazon Neptune
マネージドサービスのグラフデータベース
数十億の関係の照会を数ミリsecで可能
◆Time-Series
特定の時間で記録され、時間の経過に伴う変化を測定する
リレーショナルデータベースでは高速に変化する時系列データの処理は
難しい
Amazon Timestream
フルマネージド型の時系列データベース
リレーショナルデータベースに対して1000倍速く、1/10のコスト
◆Ledger
データが変更されていない事を保証できるデータベース
記録の保持に使用→取引、取引、⼝座の追跡や購⼊商品の所在等々
Amazon Quantum Ledger Database
マネージド型台帳データベース
変更履歴、トラッキングの検証が可能
###・30分で理解するAWSストレージサービスの全体像
◆ビジネスで重要度が増す大規模データ
大規模データは日々増加していき扱うデータも増えている
このデータをオンプレミスのストレージで保持するのは現実的では無い
◆オンプレミスのストレージの課題、クラウドのメリット
・利用できるまでの時間
オンプレミスでは調達やセットアップして利用できるまでに時間がか
かる
クラウドだと必要な時にすぐに割り当てて使用できる
・容量の上限
オンプレミスのストレージでは物理要領に上限があるので、領域が枯
渇しないようにやり繰りする必要がある
将来的な利用量を考える必要がある
クラウドだといつでも簡単に容量を追加できるので、容量を気にする
必要が無い
・耐障害設計
オンプレミスはディスク障害やコントローラ障害などの対策を利用者
が考える必要がある
クラウドはサービスに冗長化の設計が組み込まれているので耐障害設
計がしやすく、交換用のストレージを用意する必要が無い
・パフォーマンス設計
オンプレミスは後からSSD/HDDに変更することができない
クラウドではいつでもシステムに応じたストレージに変更ができる
・コスト
オンプレミスはハードウェアサポートの終了を気にする必要がある
運用は利用者が行うので運用コストが下がらない
クラウドは必要なストレージを必要な量だけ使用すればいいのでコス
トを最適化しやすく、運用面はAWSが行う
◆ストレージの利用シーン
・データベース
種類ごとに求められるI/O特性が異なるのでそれぞれに適したスト
レージサービスを選択する
EBS
SSDタイプのgp2,io1 HDDタイプのst1,sc1がある
一部のEC2インスタンスにはホストにアタッチされたインスタンス
ストアがある
・ファイルサーバー
クライアントやアプリケーションがどのプロトコルでアクセスしたい
のかによってストレージサービスが変わる
NFSならAmazon EFS
SMBならAmazon FSx for Windows File Server
EFS
NFSアクセスを提供する共有ファイルシステムのサービス
複数のAZへの冗長化、保存容量に応じた柔軟な課金体系などクラ
ウド利用を前提としている
FSx for Windows File Server
Windowsファイルサーバの完全マネージドサービス
既存のADと共に動作し、可用性構成、ストレージタイプを選択
できる
容量はオンラインで拡張できる
・データレイク
多種多様なデータを扱うことを求められる
どんなサイズにもスケール可能
様々なサービスやアプリケーションと統合できること
Amazon S3
容量制限が無い
高い耐久性
1GB月に約3円の低コストで提供されている
AWSの大多数のサービスと統合されているので簡単に連携できる
・高性能コンピューティング
計算量が膨大な処理を高性能なコンピューティングを用いて処理する
FSx fpr Lustre
高速でスケーラブルなファイルシステムを必要な時短期間使用す
る事を前提としている
高スループット、低レイテンシー
・バックアップ
どこから何をバックアップするのか考える
AWSのサービスならサービスに付随しているバックアップ機能を使用
例:EBSならEBSスナップショット
オンプレミスのデータバックアップ
オンラインならStorage Gateway
オフラインならSnowball Edge
AWS Backup
複数サービスを含む論理的なグループでバックアップの自動化と
一元管理を行うので管理者の負担軽減ができる
AWS Storage Gateway
オンプレミス環境に配置したゲートウェイVMを通じてAmazon
S3へデータを送るゲートウェイとして機能する
バックアップ、データ移行にも使用可能
AWS Snowball Edge
オンプレミスからクラウドへ大量のデータを高速に移行可能
・データ移行
データをオンラインで移行するかオフラインで移行するか、マシンイ
メージとして移行するかファイルやデータだけ移行するかなど条件に
応じて方式を選択
AWS DataSync
オンプレミスとクラウド間のオンライン移行サービス
CloudEndure Migration
短い切り替え時間でサーバのAWS移行を支援するツール
移行テストも本番環境に影響を与えずにできる
◆サービス機能強化により広がる利用シーン
・Amazon EFS の AWS Lambda サポート
AWS Lambdaからストレージサービスを利用する際はAmazon S3を利
用していたがEFSを利用できるようになった
・AWS Snowcone
現在は米国内だけの提供
AWS Snowball Edgeより軽量な新しいアプライアンス
・AWS Transfer Family
SFTP/FTPS/FTPサーバをAWSが管理するマネージドサービス
外部ユーザとセキュアにデータ交換可能