H/W
ファームウェアのバージョン
- 以下のバージョンが最新となっているかを確認。ファームが最新になっていないことで、高負荷時に SQL Server 側でエラーが発生する可能性がある。
- RAID コントローラーのファーム / デバイスドライバーのバージョン
- BIOS のバージョン
- ディスクのファームのバージョン
CPU のコア数とクロックのどちらが重要になってくるか
- 並列処理が効果的に実行されている場合は、コア数の多さが強く影響してくる
- 単一のコアの CPU 使用率が高い場合などは、CPU のクロック数が強く影響してくる
NW 性能
- 大量のデータ送信等で 1Gbps のネットワークの帯域が枯渇しないか
- 特にバックアップのトラフィックには注意する。必要に応じて 10Gbps 以上の N/W の準備
バスの帯域
- 高速なディスクを搭載する場合、バスの帯域がディス性能以下になっているということはないか
インストールバージョン
- インストールする SQL Server のサービスパック / 累積修正プログラムの確認
- SQL Release Services Blog
- WSUS でサーバーの修正プログラムの管理を実施している場合、SQL Server の最新の CU が適用対象となる
- SQL Server の製品の「更新」で最新の CU が適用される
インストールパラメーター
インスタンス
- インスタンス (既定のインスタンス / 名前付きインスタンス) が要件に合ったものとなっているか
ポート
- SQL Server が使用するポートが要件に合ったものとなっているか
照合順序
- 照合順序が要件に合ったものとなっているか
- OS のシステムロケールによって、SQL Server インストール時に選択されているデフォルトの照合順序が変化する
- OS の言語ではないため、英語版 OS でもシステムロケールを日本語設定にしていると日本語の照合順序が選択された状態になる
- 照合順序によって非 Unicode 文字列のコードページが変わるため、日本語を格納する必要な場合は Japanese を使用する
コード ページのアーキテクチャ - 日本語の最新の照合順序は XJIS_100
- サロゲートペアの文字列の文字列操作を最新にする場合は「SC」照合順序を使用する
- XJIS では、サロゲートペアの文字列操作には対応していないため、最新の文字列操作に対応するためには SC の照合順序の利用を検討する
- SC の照合順序を使用しているとレプリケーションの設定ができない。
Instance Collations with Supplementary Character option lead to a failure when Trying to enable distributor in SQL Replication
- SQL Server v.Next で XJIS_140 が追加されている
- https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/mt788653.aspx
- バイナリの照合順序の最新は BIN2
- BIN は下位互換のため使用しない
- OS のシステムロケールによって、SQL Server インストール時に選択されているデフォルトの照合順序が変化する
ディレクトリ構成
- ユーザーデータベースディレクトリ
- ユーザーデータベース ログディレクトリ
- tempdb ディレクトリ
- CPU コア数にもよるが、tempdb のデータファイル数は 32 を上限とし、CPU コアの 1/2 ~1/4 を設定
- SQL Server 2016 では、CPU のコア数または、8 のいずれか小さい方に自動的に分割される
- SQL Server 2016 では ERRORLOG に tempdb の情報が出力される
- データルートディレクトリ
- 以下が配置される
- システムデータベース
- ERRORLOG / デフォルトトレース等のログ
- インスタンス ID がディレクトリ名に含まれる
- バックアップディレクトリ
- バックアップファイルのデフォルトのパス