私の目的
◆GPIOを利用した「オリジナルなセンサー付きのタブレット端末」を作成したい。
◆マウスもキーボードもない状態で使用したいので。RasPiを立ち上げるとOSを一切操作せず、
GUIなアプリケーション一つだけ使いたい。情報KIOSK(キオスク)端末のようなイメージ
参考にさせていただいたURL
Raspberry Piでプログラムを自動起動する5種類の方法を比較・解説
調べるといくつか情報が出てくるが、私は /etc/rc.local や crontab といった方法だとうまくいかなかった。私の勉強不足だとは思う。
autostart という方法が簡単でうまくいったのでまとめておきたい。
概要
仕組みは簡単。「OSをGUIなしで立ち上げ、指定したプログラムを自動起動」する機能がそもそも用意されていて、そいつがautostartくんなのだ。
大きく、
特定のディレクトリにautostartというファイルを作る→autostartに起動したい.pyの場所を書き込む→再起動
だけ。簡単だね。
環境
・Raspberry Pi3 B+
・Raspbian 11(bullseye)
1.autostartファイル作成。ターミナルに以下。失敗したら、隠しファイルの表示かもしれない。エクスプローラー?ファインダー?上で右クリックから、「隠しファイルの表示」をしておく。
sudo nano /home/pi/.config/lxsession/LXDE-pi/autostart
空のautostartがnanoで開く。ここに自動起動したいヤツを記入すると登録されるイメージ。pythonであれば以下。
@sudo python3 /home/pi/Public/test.py
再起動してみよう。指定したプログラムが起動と一緒に立ち上がるはず。OSのGUIは非表示だが、右クリックやショートカットでターミナルを出せるので十分だ。
解除方法
メンテ、調整で戻したい時があるだろう。単純にautostartファイルを削除する。ターミナルに以下。
sudo rm /home/pi/.config/lxsession/LXDE-pi/autostart
わざわざ記事にするまでもない内容だが、私はここにたどり着くのにいくらか煩わされた。コーディングにリソースを割きたいので、こういった周辺雑務は多少の手間よりシンプルさを優先したい。