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DMM WEBCAMPを卒業し、SES企業のインフラエンジニアになりました。

Last updated at Posted at 2021-02-03

前提

  • この記事ではDMM WEBCAMPをDWCと略記します。
  • この記事は特定の個人や団体に対して批判を行う意図はありません。
  • この記事は体験談ベースです。
  • 私は2020年6月生です。その他の期についてはわからないので触れていません。
  • 私自身の性格が死ぬほど前向きなので、事実部分以外はあまり参考にはならないかもしれません。
  • 本人はこの結果に大満足をしています。
  • 若干ポエムです。

対象読者

  • この記事を開いた方

スクールに入学するまでの背景

スクールに入る前の前置きです。
1991年生まれ、公開時点で29歳です。
最終学歴は高卒で職歴としては私鉄で5年、町工場で5年勤続後、大手の人材派遣会社で未経験ITエンジニア枠として入社しました。
プログラミングに触れるきっかけは2社目の町工場で事務作業をVBAで効率化させたことがきっかけで「プログラミング楽しいな?」したので本格的に興味をもった次第です。
そこからはProgateなどの教材を使ってweb系の言語を学習し、HTML/CSSで自分のプロフィールサイトを作り、レンタルサーバー上で公開をしていました。

2020年1月から転職活動を行い、大手の人材派遣会社に正社員として採用をしていただくことができました。
年収は元々低く300万円行くか行かないかぐらいだったのですが、その当時内定をいただいた会社では300万円でオファーをいただきほとんど迷うことなく承諾しました。
その後、町工場の方では円満退職をし、4月中旬に入社予定だったのですが、当時から牙を剥き始めていた新型コロナウィルスの影響をもろに受け、入社日が5月に伸びました。
また入社後もなかなか配属先が決まらないままひたすら自宅待機となり与えられた教材や研修動画を視聴していました。
営業担当者から連絡をいただくと、「このままでは自宅待機期間がいつまで続くかわからないので、一旦これまでの経歴を考慮し電気系エンジニアとしてお探ししてもよろしいですか?」となりました。
面接時にそのようなことは無いと聞いていたのですが、まぁこの状況なら仕方ないかと思いこれを承諾。今思えば断ってもよかったのでは?と考えたりもしますが勝手がわかっていなかったので、言われるがままでした・・・。
実際にそこから面接などが始まるのですが、「リスクを背負ってまで転職をしたのに、前職までとやってること変わらんやん...ワイ何してるんや」と思い始め、1日も早く実務経験を積みたいと思っていた私は入社同月5月に退職を申し入れ、そのままDWC(難波校)に入りました。

スクール在学中の過ごし方

DWCでは学習カリキュラムが3ヶ月(or4ヶ月)用意されています。
短期集中コースは3ヶ月、AI教養コースは短期集中コースに加えて4ヶ月目にAI教養もしくはAWSクラウド教養のどちらかを追加で受講することになります。(現在は講座名が変わっているようです。)
また4ヶ月目のカリキュラムについては、国が認める専門実践教育講座に該当しているため、修了後は国から給付を受けることができます。(一定の条件があるので詳しくはDWCや最寄りのハローワークにお問い合わせください。)

私の学習過程は以下のようになっています。

1ヶ月目、基礎
2ヶ月目、チーム開発
3ヶ月目、個人開発(ポートフォリオ制作)
4ヶ月目、AI教養

1ヶ月目

学習期間中はバーチャル教室のRemoというブラウザ上のアプリケーションを使用します。
Remoでは運営からのアナウンスや、同じテーブル同士の人と交流する機会が設けられていて、自主的に同期同士誰とでも交流できる環境になっています。
が、私の同期は自主的な交流はほとんどされていないような感じでしたし、私もその一人でした。笑
やはりオンラインだとどのように距離を縮めたらいいかわかりません。。
オフラインだとまだ交流しやすいかなと思っていましたが、それものちに説明しますが教室は一部制限されていたので、交流はRemoもしくはSlackの中だけになっていました。

基礎学習ではHTML/CSS(Bootstrap)/JavaScript(jQuery)などの初心者に扱いやすいフロント言語やライブラリを学習し、すぐにRubyとRuby on Railsの学習、サイトの構築を行うことになります。
1ヶ月目には必須課題が2つ用意されていて、これらをクリアしないと2ヶ月目には突入できません。
国から給付をもらう場合やスクールの返金制度を使いたい場合は、まずこれらの毎月用意されている課題を期限通りに提出できないとすぐに条件から外れてしまうため、注意が必要です。
バージョンについてですが、当時はRails6系がすでにリリースされていましたが、教材が追いついていなかったためか、Railsは5系、Rubyは2.5.7の指定がありました。
学習期間中はメンターに質問をできる環境があります。
受講生のポータルサイトから質問を投げることができ、その時に手の空いているメンターさんが対応をしてくれるという流れです。(こちらからメンターさんを指名することはできません。)
土日祝日と本来教室が空いている時間帯以外は対応されていません。
私はできるだけ質問せず自力で解決したいと思っていたのですが、もっと課題のこと以外にも業界のことや技術のことについて、ついでに色々聞いておけばよかったなと思いました。
聞けばなんでも教えてくれる印象でした。
ちなみに教室についてですが、新型コロナウィルスが流行る前はオフライン教室で自習し、メンターも常駐されていたようですが、現在はオンラインがメインになっています。
自宅で集中できない方のために、オフライン教室も開校はされていますが、時間が通常よりも短くなっており、その空間にメンターさんは居ないので、教室で学習をしていても質問は全てオンラインでした。
教室は感染予防のため会話なども基本的に禁止されています。
私は、教室が時短なのと、自宅との往復で1時間以上かかることや、会話などで交流もできないことからコスパが悪いと思い、教室には1度しか行ったことがありません。
その1度と言うのは4ヶ月目の最終日に興味本位で行ったぐらいですが、学習環境はweb系ベンチャー企業のそれ(フリーアドレス、電源完備、居心地の良さなど)のようで非常によかったと感じました。

2つ目の課題が終わると、応用課題という物が全部で10個ぐらい渡されました。
そのうちの3つぐらい(うろ覚え)は必須で、他は余裕があれば挑戦してみてねという感じの物でした。

2ヶ月目

カリキュラムについて

先程の応用課題は1ヶ月目の終わりから2ヶ月目の初めにかけて取り組みます。
私の場合はその3つに手一杯で余裕がなく残り7個の課題はスルーしました。
2ヶ月目も10日くらい経過するといよいよチーム開発が始まります。
チームは同期生の中からランダムで運営が指名し3,4人のチームが結成されるのですが、1ヶ月目から考えると同期は少し減っていたような気がします。(後から聞いた話では、6月生の中には1ヶ月目の課題がクリアできず、7月生の1ヶ月目からやり直していた方も居たようです。)
チームが結成されると、Remoを使ってまずはチーム内で顔合わせや自己紹介、ドラッカー風エクササイズというものをやっていきます。
全チームが同じ通販サイトを作成し、最終日に発表会の場があるので、そこで各々工夫した点や苦労した点を発表することになります。
チーム開発ではまず全員に同じ要件定義書とワイヤーフレームやフロー図が配られるので、それを元にテーブル設計、詳細設計、WBSシートを使ったスケジュール調整を行っていきます。
その後、実装段階に入って各自作業をすることになります。
開発期間中はチームメンバーの進捗状況や課題の共有を行うため、Trelloを使って定期的にミーティングをする機会があります。
私が参加していたチームはありがたいことにみんな前向きで、積極的な方ばかりだったので期間中は毎日13~17時の間ビデオ通話を繋いで相談しながら作業を行っていました。
しかしRemoの音質があまりよくないこともあって、途中からのビデオ通話はRemoではなくzoomに乗り換えていました。。笑

キャリアサポートについて

またこの時期から本格的にキャリア面談がスタートします。
WCMシートと呼ばれる自己分析シートに記入し、そのシートを使って担当のキャリアアドバイザーさん(以下、caさんと略記します。)とオンラインで面談を繰り返していきます。
続いて履歴書、職務経歴書を作成しcaさんとSlackで相談しながらブラッシュアップしていきます。
当時キャリアサポートが始まる前はキャリア面談をあまり重要視していなかったのですが、後々になってこのキャリア面談だけでもDWCに入った価値はあったなと思いました。

3ヶ月目

カリキュラムについて

3ヶ月目ではチーム開発で行った設計段階から一人で行うことになります。(必須ではありません)
要件定義など、企画も自分で発案するので、本当に1からWebアプリを作ることになります。
3ヶ月目から対応してくださるメンターさんは現役でエンジニアとして働かれている方の比率が高くなります。(1,2ヶ月目でもたまに現役の方が対応してくださることがありますが、3ヶ月目からは時間や質問内容によって変わってきます。)
3ヶ月目に作成するWebアプリ(いわゆるポートフォリオ)はインフラにAWSを使用しデプロイまで行うため、どこまで実装できるかや難易度なども質問・相談し参考にすることができます。
ちなみにデプロイに関しては1ヶ月目,2ヶ月目には行わないので、実際に作ったものがweb上に公開されるのは3ヶ月目になります。
作成したポートフォリオについては月末にメンターさんを相手に発表し、講評をいただきます。

キャリアサポートについて

キャリアサポートについてはこの時期から具体的に就業先の希望条件などを決めていきます。
私の場合はなんでもやってみたいという気持ちが強かったため、就業先が関西圏であって欲しい以外は職種や働き方、扱う技術などの希望は特にありませんでした。
この希望すり合わせ面談で、zoomを使った顔を合わせる面談は最後となり、以後はSlackを通してのみ連絡を取り合う形になります。

4ヶ月目

カリキュラムについて

私はAI教養を受講しました。
4ヶ月目の1つ目の課題としてはGCPのAI系APIを3ヶ月目に制作したポートフォリオに組み込むところから始まります。
私は飲食店の予約サイトを作成したので、飲食店が登録したメニューの画像に対して自動でタグ付けを行うCloud Vision APIという物を実装しました。
カリキュラムで指定されていた実装内容は画像が保存されたあとバックエンドで自動的にAPIにリクエストを行い、保存された画像のタグも自動的に取得し同時に保存されると言うものでした。
私的には画像をアップロードした時点で(保存ボタンを押す前に)タグの取得を行い、選別した状態で保存を行いたかったので、バックエンドではなくフロントエンドのJavaScriptで実装を行いました。
課題はバックエンドでの実装だったので、フロントエンドの実装で落とされてもいいようにバックエンドでの実装も念の為行っておきました。
課題については現役エンジニアのメンターさんにzoomを通して実装内容を説明し評価を行ってもらうと言うもので、結論から言うとJSでの実装でも問題なく合格をいただけましたので、その辺りの融通は効くんだなと感じました。
評価としては、よりユーザーの使いやすさを考えて実装ができており、カリキュラムの説明にはなかったJSも自分で調べて実装できているあたりを評価していただきました。
さらに、課題を評価していただくzoomの中でもこちらから色々お聞きすることもできたので「このコードの問題点はあるか?」「本来どのような実装が最適か?」などをお聞きし、「JavaScriptでAPIにリクエストを送るのはユーザー側の負担を考える必要が出てくるので、今後の課題としてはそのUI/UXを保ったままバックエンドで実装ができるといいですね」というフィードバックをいただきました。(このフィードバックを元に後日バックエンド側での実装に切り替えました。)

その後はPythonの学習に入ります。
Anacondaで環境を構築し、JupyterLabを使ってコーディングと課題に取り組んでいきます。
教材としてはスライドで学んでいく方式で、課題は正解のコードが用意されているので、その結果通りになるようにコーディングをしていくと言う物でした。
しかし途中でどれだけ頑張っても期待通りの結果が得られない箇所があり、現役エンジニアのメンターさんに質問を投げたことがありました。
その時は自分の理解が浅いからだと思っていたのですが、現役のエンジニアメンターさんがご自身の環境で実行するとエラーが再現できないため解決できず、もう一人別のメンターさんを呼んでいただきましたが、それでも解決できずもう一人呼ばれましたが...と言う流れで最終的に4人体制になって出た結論はバージョンが違うのでは?となりました。
実際、メンターさんによってバージョンが異なっており、カリキュラムでもバージョン指定がなかったので、大体この辺りのバージョンならいけるかも?と言うことでやり直してみるとすんなりクリアしました・・・。
Pythonのカリキュラムについてはまだまだ発展途上なのかなという印象を受けました。
ちなみに、卒業後にAI教養ではなくAWSクラウド教養を受講された方とお話をする機会があったのですが、そちらの話を聞いていると隣の芝が青く見えてしまいました。

キャリアサポートについて

4ヶ月目に入ると希望すればcaさん経由でJavaのカリキュラムが手渡されるので、余裕があればそれに取り組むことになります。(課題等はなく、完全に自主学習になります。)
4ヶ月目もカリキュラムがある場合はそこに取り組む余裕はありませんが、足並みを短期集中コースの方に合わせているため希望すればいただくことができます。(私もいただきはしましたが、結局卒業後もほとんど触りませんでした。)
並行してスキルシートの作成に入ります。
実際のところ4ヶ月目にもカリキュラムがある場合はその内容も含めたシートを作成することになります。
ここで私は無自覚に痛恨のミスをしてしまいました。
スキルシートは提出期限があったのですが、個人的にシートの完成度も高めたかったので少し期限を伸ばしてもらいました。
しかし、伸ばしてもらうことはできたのですが、それをすると就職ができなかった場合の返金対象から外れてしまうことを知りませんでした・・・。(というか見落としてました。)
6月生は入学時点で転職保証期間を従来の3ヶ月にするか、新型コロナウィルスの影響で未経験者の求人数が減っていることを鑑みて1年間に伸ばすかを選択することができました。
ここでダークサイドの私が出てきて「元々短期間で就職を決めたいし3ヶ月でダメだったらそれで返金してもらう方がよくない?」的な考えが脳裏をよぎり、転職保証を3ヶ月にしていたのです。
退路を断ちました。

スクール卒業後

まず4ヶ月目が終了後はすぐに最寄りのハローワークに行き給付金の手続きを行いました。
手続きから1週間ほどで銀行に40万円が振り込まれたのでその速さに驚きました笑
4ヶ月目が終了すると本格的に就職活動が始まる傍ら、自主学習を継続することも大事になってきます。
私の場合は作りたいものが元々結構あって、自主学習しているという感覚はあまりなく、ひたすらそのために毎日時間を使っていたと言う感じです。

学習について

スクール卒業後の学習は個人に完全にお任せと言う形になります。
もちろんメンターさんを利用することはできませんし、教室も利用できなくなります。
私はカリキュラム終了後2ヶ月は、3ヶ月目に作成したWebアプリをさらにブラッシュアップしていきました。
大きいことで言うと、まず、メンターさんから講評していただいたようにAPIのリクエストをJSでの実装からバックエンドに切り替え、さらに追加でGCPのAI系APIであるTranslation APIで自動で取得したタグの日本語翻訳をできるようにしました。
次に、前述したようにRails5系での開発だったのですが、さすがにこの時期になってくると5系が古く感じられるため、6系へのバージョンアップを試みました。結果的には5系に戻しましたが、Rubyのバージョンも合わせて2.6にアップグレードしました。
転職活動が思うように行かない中、csさんからphpやjavaの学習もされると評価してもらいやすくなります!とアドバイスをいただいたので、PHP8系とLaravel8系で趣味のテニスサークルの写真共有サービスを作成し、AWS環境下でデプロイ(+今回新たにストレージサービスにS3を導入)、運用をすることになりました。
さらにフロントエンド技術に興味をもち、React、Next.jsを使って、自分がお世話になっている美容師さんのサイトを作成しようとしています。

転職活動について

関西圏で絞って応募をしていたのですが、実際のところなかなか面接までたどりつけませんでした。。
おそらく年齢が29歳であるということと、前職の大手人材派遣を1ヶ月で退職してしまっているのが響いていたのだろうと思います。
caさんとはTwitterで相互フォローになっているのですが、私の技術に対する向き合い方や好奇心をかなり評価していただき、個人的な想いとしてインフラや運用ではなく是非開発にというお話をお聞かせいただき、関東に範囲を広げて引き続き開発案件を中心に書類応募をしていくことになりました。
確かに関東圏では面接する機会は増えましたが、それでもあまりいい反応をいただくことはできませんでした。
関西圏も並行して面接調整が進む中で、私も自分の魅力や強みがだんだんわからなくなることがあり、その度にcaさんに相談し、土日時間帯問わず対応をしていただきました。
結果的に後ほどご紹介する企業さんの面接過程を通して、自分の強みや魅力となる部分をしっかり認識することができるようになり、その後の面接で高評価と内定をいただくことができました。

現在、今後

大阪に事業所があるSES企業に2021年3月に入社し、これからはインフラエンジニアとして働くことが決まっています。
SESでインフラエンジニアって・・・と思われる方も多いかもしれませんが、私はかなり前向きに考えています。
カリキュラムや卒業後に自身でデプロイをする過程でAWSでインフラを構築する事があったのですが、そこで未経験ながらインフラの重要性を認識しました。
開発ももちろんやりたいですが、それはある程度インフラの知識も抑えた上で私は開発をやりたいと思っています。
入社させていただく企業でどれだけの期間、インフラに携わることになるかわかりませんが、それでも私はプライベートの時間を使って個人的に開発を行っていきたいと思いますし、業務を通してインフラを学びつつ、その知見が個人開発に活かせるなら最強では?と考えているからです。
成長できる案件に配属されるかどうか云々と言う話も耳にしますが、私が聞いていたIT業界の事前知識が"実力主義"で間違いないのなら、案件云々も実力でカバーできると思っています。
どんな案件であろうと、何かしら必ず吸収できるものはあるはずですし、最悪、またその時に転職をしたらいいだけの話です。最低限個人で開発は続けていたらある程度の評価もしていただけるので、色々な選択肢があると考えています。
これはキャリア面談が始まる前からずっと思っていたことで、希望すり合わせ面談でも特に希望を出さなかったのはそういう考えや気持ちがあったからです。
この考え方は決して担当してくださったcaさんや内定先企業さんの理念に引っ張られたということではないことだけお伝えしておきます。(先ほども言いましたが、むしろcaさんは、私には開発に行って欲しいと言う気持ちもお聞きしています。)

所感、印象的だったこと

カリキュラムについて

カリキュラム全体を通して感じたことは、とにかく丁寧に作られていると言うことです。
基礎的なところに関しては教材の通りに環境構築やコードを書いていくことになるのですが、万が一エラーで詰まったとしてもメンターさんに質問できる環境があるので、とても丁寧だなと感じました。
メンターさんへの質問に関してはカリキュラムだけでなく、それ以外の疑問に関してもお聞きしたら教えていただけるので、非常にありがたい環境だなと思いました。
私の場合は、例えばエラーで詰まったら解決方法を聞くのではなく、一旦自分の書いたコードの認識がこれであってるかどうかをお聞きしたり、ヒントとなるようなキーワードや検索方法、参考サイト等をお聞きしてトライしてみて、それでダメだったらもう少し深く聞いてみると言うことをしていました。
メンターさんから引き出す答えもこちらがお願いすれば、その場では解決にならなくてもそれで質問を終えることもできます。
私は4ヶ月目にテンプレートエンジンの.slim, .hamlに興味をもち現役エンジニアメンターさんに現場ではテンプレートエンジンはどのように扱われているかや、.sassと.scssの違いや普及度についてお聞きしたり、フロントエンドの技術で今流行っていること、現場でのGitHubの使われ方など、カリキュラムとは全く関係のない話題でも質問にお答えいただけるので、そう言うところは積極的に活用しないともったいないのかなと思いました。
もちろんカリキュラム外の質問を正面から投げることはシステム的にできないのですが、カリキュラムの範囲内で気になる事があればその質問に絡めてお聞きしたような感じです。
現役エンジニアさんだから答えられることや持っている知識なども必ずあるので、気になる事があれば積極的にこれをやってみて欲しいです。

欠点として一つ思い当たるのは、こちらからメンターさんを指名できないことです。
やはり人なので、相性の問題もあったりします。人によっては答えのみを教えて、コードの意味や周辺知識について深堀をしようとしても質問範囲外と思われているのか雑に扱われることがたまにありました。
そんなことがあった時には気分は下がるし、質問をする事に対して抵抗感も生まれたので、指名させてもらえたらいいのにと思いました。

就職活動について

キャリアサポートの向き合い方

まずキャリアサポートを受けるスタンスについてですが、caさんはその業界のプロですので基本的に全てお任せをしていました。
おまかせと言っても丸投げと言う意味ではなく、例えば、いただくアドバイスは一旦そのまま受け入れてみたり、方向性の修正などです。
そして、キャリアサポートでは考える工程がかなりありますがそれらに対しては真摯に向き合う必要があります。
それは転職に失敗しないためでもありますし、もしかしたら自分の考えとは裏腹にITエンジニアに向いていないという可能性も十分に考えられるため、ここでしっかりと自己分析をしておく必要があるからです。
正直この考える工程はかなり大変な作業ですが、これから受けられる方は疎かにはしないで欲しいなと思います。自分のキャリアでわからない部分や迷い、悩みはそのことをそのまま投げて一緒に解決していけばいいと思います。
自分で考えることも必要ですが、経験値はcaさんの方が上なので、常に相談し続けるなかで結論を出していく事がベストだと思います。(caさんの負担が計り知れませんが・・・笑)
私は就活の中で自分の強みやアピールポイントを見失う事があったのですが、その度に相談をさせていただき再確認を行ってきました。
キャリアサポートについては一切妥協をしませんでした。

営業職に戻られたチームメンバー

2ヶ月目のチーム開発で一緒だった方の一人で、前職営業をされていた方はスクール卒業後はエンジニアではなく営業の仕事に戻られました。
それは担当のcaさんに勧められたとか、入った先が営業職だったとかそういうことではなく、ご自身でDWCのキャリアサポートを打ち切ってご自身で営業職として転職活動を行われた物でした。
それはプログラミングスクールのサンクコストに囚われず、また周りの空気にも流されずしっかりと自分のキャリアについて向き合い出された結論だと思います。
それはすごい決断だと思いますし、その方は私に対して「エンジニアで成功する人」と仰られますが、逆にしっかりと自分で考えてそのような決断ができるその方もまた、フィールドは違えど成功する人だと私は思っています。

素晴らしい企業さんとのご縁

年明けに大阪のSES企業さんで会社説明会があり、求人票をいただいた時点では志望度を7か8(DWCでは企業ごとにその時の志望度を1(低)~10(高)の評価で担当caさんに共有します。)ぐらいで見積もっていましたが、実際に説明会に参加してみると私のその企業さんへの志望度は10になりました。
説明会は企業の社長自らが自己紹介やご自身の企業のプレゼンを行われており、すごい丁寧な方で人柄のいい印象を受けたからです。
通常の説明会や面接では志望者が自己紹介などを行いますが、企業側の担当者はご自身の自己紹介などは行われない中、その企業はそのあたりがすごく丁寧だなと感じ強く惹かれました。
その後選考過程は通常の面接ではなく自己紹介を兼ねたプレゼン面接と言うことになり、これまでの面接では緊張して思うように話せなかった苦い思い出があるので、事前に準備をさせていただけるのは非常にチャンスであると考えました。
その後、caさんから随時企業の選考状況を共有してくださる中で、自分なりに発表原稿やスライドを用意しましたが、前日にcaさんから、「よければ添削させていただきますよ!」と言って連絡をいただけたので、それならばと一度みていただく事にしました。

(本来私の転職サポートは12月までですが、12月から選考が続いているものに関しては合否が出るまでサポートをしていただくことができるようです。)

そのプレゼンは技術面のアピールが強く、私自身の魅力や強み、アピールが足りないというアドバイスを受けブラッシュアップをしていきました。
その日は夜遅くまで原稿やスライドを修正し、内容についてのフィードバックはSlackを使った通話でしてもらったりなど、かなり時間を使っていただきました。
当日は集団面接だったため、他の候補者のプレゼンもお聞きし、中には2ヶ月目のチーム開発で一緒だったメンバーの姿もありました。
その方は大変緊張をされていたようですが、発表後に社長がとても暖かい言葉をかけておられその様子にもまた感動してしまいました・・・笑
私の順番は最後でした。そのプレゼンの様子はその企業の担当営業(DWCの社員さん)の方も見ておられたようですが、私がプレゼンを終わった瞬間、その方や画面に写っていた方々がすごい拍手をしてくれていたのを今でも覚えています。(ミュートですがw)
その後、ご覧になられていた社長から講評をいただき、「もうすでにエンジニアになられている方の発表を聞いているようだった、プログラミングが本当に好きで取り組まれていることがよく伝わった、職務経歴書も拝見したが、Qiita等で技術発信をされているのもとても大事な事だと思います。」との評価をいただき、その日のプレゼンは終了しました。
そして週明けにその企業からは不採用の連絡をいただきました。理由としては簡単に言うと「オーバースペック、すでにエンジニアとして努力し学ばれているように感じ、即戦力に近いがそれほどの学習意欲や探究心に見合った環境を用意する事ができない」と言う結果でした。

これについてはかなり早い段階でご連絡をいただいたようで、またお見送り理由についても全文共有していただいたのですが、とても丁寧で申し訳ないという気持ちが溢れていました・・・、文末には「弊社も成長してまいります。」と。
これをみて改めていい会社だなと感じたし、私の志望度は10を余裕で超えました。(超えても仕方ないですがw)
建前上の理由で本心ではないということも考えられますが、これは企業さんにしかわからないことなので、素直に受け取っておきます笑(おそらく、その企業で働きたいというアピールが足りなかったのではと言う結論です。)
しかし、この企業でのプレゼン面接を準備する過程で自己アピールを考えることで、結果的に自分の魅力や強みを再確認し、それ以後の面接でどう自分をアピールをしていけばいいのかという明確な答えが一つできました。

その後に受けた面接が今回内定を承諾した企業になります。
面接中の空気は割と穏やかで、手応えを感じる箇所は何度かありました。
後日caさんからその企業で内定をいただけたこと、また面接時の評価や期待値がかなり高く熱烈にアピールされていることをお聞きしました。
また私自身、すでに述べたように今後開発をする上ではインフラエンジニアの経験は必須だと考えていたため、その企業で築くことが出来るキャリアも自身の希望とマッチしていました。
疑い出したらキリがないのと、世間のボリュームの大きい情報が本物かどうか自分の目で確かめてみたいという好奇心、自分がその企業でどれだけ技術力を身に付けられるかと言う興味もあり、内定を承諾することにしました。
提示された給与は年収で言うと約320万円(みなし15h, ボーナス含まず(2年目から), 交通費別途)で
想定を大きく上回り、DWC卒業生で関西圏に就職した方の中でもかなり高いほうだったようです。
さらに後から気付いたことですが、事前にいただいていた求人票を振り返ると、年収のレンジが240~300となっており、今回はその上限を上回る形になっていたため、数値としても面接時の高評価や期待値が現れ、そして、その前に受けた企業での評価であるオーバースペックと言われたのを裏付けるように、今回の企業では年収という数値でしっかりと反映されたのかなと感じ、納得感のある結果となりました。
ちなみに今回内定をいただいた企業のDWC企業担当者は前回のプレゼンで不採用をいただいた企業のDWC企業担当者と偶然同じ方だったため、その方も今回の私の内定には声をあげて喜んでいただいたとか・・・(後で知りました笑)

個人の就職活動

私はDWCから受けられる転職保証は3ヶ月ということでしたので、その期間は個人で就活は行いませんでした。
DWCではcaさんがどこの企業に応募されているかは基本わかりません。(聞けば教えてくれますがこれも人に寄るかもです。)
個人で応募をしていく場合は個人の自由ですが、自分が応募しようとする企業がすでにDWCから応募済みかどうかを確認して書類が被らないようにするという配慮は最低限必要かと思うので、その場合はcaさんと相談し調整しながらという形にしたほうがいいと思います。

スクールで得られたもの

何よりもまずは自走力です。
最初はHTML/CSSで簡単なページしか作れませんでしたが、スクールでカリキュラムをこなす中でバックエンドの知識を得て、デプロイ時にはインフラの知識を得て、実際にサービスを一人で丸々1個作れるようになれたのはかなり大きな転機となりました。
今はフロントエンドのNext.jsや少し前はLaravelなどを使って開発をしていましたが、どれもこれまでの経験の応用が効くような気がしますし、エラーが出てもなんとか自力で解決できてることを考えると問題解決能力も格段に上がってきているのかなと感じています。
ただしこれは必ずしも全員ではありません。幸い私の場合は作りたいものが溢れていたり、プログラミングや技術を追い求めることが楽しく毎日夢中になっていたからだと思っています。

次に人脈です。
中でも2ヶ月目のチーム開発で一緒にやってきた方々とはスクール卒業後も交流があったり、チーム開発とは別で交流会で知り合った方なども定期的に連絡を取り合ったり情報交換をしています。
こういう人脈が作れるのもスクールのいいところだと思うので、積極的に活用していけるといいのかなと思います。

最後にキャリアサポートです。
何度も言っていますが、このキャリアサポートに関しては手を抜かず真剣に向き合ったことで、結果的に自分のアピールポイントや見せ方を確実にすることができました。
そしてこの経験は将来にまた直面するであろう転職活動にもかなり役立つものだと思いました。
これからキャリアサポートを受けられる方は、キャリアサポートについては常に全力で向き合い、アドバイスは一旦は素直に受け入れることをお勧めします。
誰の言葉か覚えていませんが、人生の転機となるこの時に全力を注げないようであれば、就職が決まった後も大した成果を出すことはできないと言うのは私も同意見です。

最後に

拙い文章ではありましたが、興味を持って最後まで読んでいただきありがとうございました。

大きいことを色々言いましたが、今後このような記事は上げない予定ですので、私がそれからどのように変化したかなどもし気になる方が居れば私のTwitter(@masa_soli_s)で、学習過程や想いを垂れ流しているので、よかったら覗いてみてください!

最後になりましたが、これまで応援してくださっていたみなさま本当にありがとうございました。
私がTwitterで内定報告を出した際には想像を超える多くの方々に温かいお言葉やリアクションをいただきめちゃくちゃ驚きました・・・。
DWCに至っては担当のcaさんだけでなくその周りの方々も一緒になって私のことをみてくださっていたということでとても嬉しかったです。

今後ともよろしくお願い致します。

スペシャルサンクス

青木 美沙@DMM WEBCAMP難波校 RA/CA
谷本晶@DMM WEBCAMP

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