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Alibaba CloudAdvent Calendar 2021

Day 7

Alibaba Cloud WAFのデプロイリージョンを確認する方法

Last updated at Posted at 2021-12-06

この記事は Alibaba Cloud アドベントカレンダー2021 7日目の記事です。

Alibaba Cloud WAFにはインスタンスとリージョンの概念があります。
コンソール上では「中国」か「インターナショナル」のどちらかしか表示されませんが、API(CLI)で確認すると実際のデプロイリージョンが確認可能です。


概要

Alibaba Cloud WAF のAPI(CLI)を利用してリージョンを確認する。
確認する際には、中国とインターナショナルでエンドポイントが異なるので注意してください。

# 中国のWAFインスタンス情報を表示
aliyun waf-openapi DescribeInstanceInfos --endpoint wafopenapi.cn-hangzhou.aliyuncs.com

# インターナショナルのWAFインスタンス情報を表示
aliyun waf-openapi DescribeInstanceInfos --endpoint wafopenapi.ap-southeast-1.aliyuncs.com

背景

WAFを購入する際には、中国かインターナショナルかを選択します。
ちなみにこの2つのリージョンの選択肢は地域だけの違いではなく、費用も機能も異なっています。
image.png

重要な点は、WAFインスタンスの購入時ではなく、最初に保護するドメイン(もしくはIPアドレス)を設定した際に自動的に最寄りのリージョンにWAFインスタンスがデプロイされる点です。

例えば、インターナショナルのWAFを購入して最初に東京リージョンのECSを保護する設定をしたらそのWAFインスタンスは東京リージョンにデプロイされます。
または、最初に香港リージョンSLBを保護したらそのWAFインスタンスは香港リージョンにデプロイされます。
しかし、どこのリージョンでWAFインスタンスがデプロイされたのかをコンソールから見る方法がありません。
そこで、先ほどのAPI(CLI)から確認をしてみてください。

# インターナショナルのWAFのインスタンス情報から香港リージョンにデプロイされていることが分かる
{
        "InstanceInfos": [
                {
                        "EndDate": 1639152000,
                        "InDebt": 1,
                        "InstanceId": "waf_intl-sg-xxxxxxxx",
                        "PayType": 1,
                        "Region": "cn-hongkong",
                        "Status": 1,
                        "SubscriptionType": "Subscription"
                }
        ],
        "RequestId": "EB6141D2-B90

その他WAFの注意点

Alibaba Cloud WAF にはハマリポイントが結構ありますので、おまけとして注意点も書いておきます。

  • WAFインスタンスのリージョンを変更するには、Alibaba Cloudにチケットでリクエストが必要
  • WAFインスタンスはAlibaba Cloudアカウント1つにつき、中国に1つ、インターナショナルに1つまで購入可能
  • LogService連携は高額になるので注意
  • WAFの保護対象ドメインは個別のサブドメインでも*(アスタリスク)でのワイルドカードでも設定できるか、個別のサブドメインで設定しないと個別に分析ができない

以上です。
明日は8日目になります。

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