8
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

【UiPath】セマンティック アクティビティのフォームに入力を試す

Last updated at Posted at 2024-07-04

はじめに

本記事では、UiPath.UIAutomation.Activities v24.10.0 でリリースされたセマンティック アクティビティの中からフォームに入力アクティビティを紹介します。

セマンティック アクティビティは v24.10.x では試験段階のプレビュー版となります。そのため記事の内容と今後異なる可能性があることご承知おきください。

この記事は、UiPathブログ 発信チャレンジサマー2024の4日目の記事です。

セマンティックってなに

セマンティック(Semantic)とは「意味の、語義の、意味論の、意味論的な」などの意味を持つ形容詞のようです。セマンティック アクティビティは意味を解釈して実行するアクティビティということでしょうか。

セマンティック アクティビティとは

ドキュメントがまだ日本語化されておらず意訳すると、フォーム自動化をより簡単に、よりシンプルにするためのアクティビティ群となります。

UIAutomationアクティビティパック v24.10.0 リリースノート

image.png

UIAutomation v24.10.0 では以下の3つのアクティビティが提供されます。

  • フォーム データを抽出
    AI を使用してフォーム データをシームレスに抽出します。

  • フォームに入力
    AI を使用して、指定したデータ ソースから抽出した情報を画面上のフォームへシームレスに入力します。DocumentData、Dictionary、DataEntity、DataRow、DataTable、JSONファイルなどをデータソースとして使うことができます。

  • 値を設定
    AI を使用して、入力ボックス、ドロップダウン、チェック ボックス、ラジオ ボタンなどの任意の入力フィールドへシームレスに値を設定します。

使ってみる

フォームに入力アクティビティはアプリケーション/ブラウザーを使用アクティビティの中に配置する必要があります。

UIAutomation v24.10.x ではブラウザー上のウェブアプリケーションのみ対応しており、デスクトップアプリの自動化はできないようです。今後の改善に期待ですね。

プロパティはとてもシンプルで要素の指定すらできません。データソースにDictionaryやDataTable型の変数を渡すことで、画面上の入力フォームを自動判別して入力してくれます。

image.png
image.png

RPA Challengeで試してみる

フォームに入力アクティビティ使ってRPA Challengeを自動化してみます。
項目ごとに文字を入力アクティビティを使わないので非常にシンプルになっています。

image.png

フォームの解析に少し時間がかかっていますが、項目を間違えずに入力できています。

RPAChallenge.gif

他のフォーム画面で試してみる

続いてUiPath Demoサイトにある経費登録を試してみます。

このフォームでは、種別がドロップダウンになっていて残念ならがフォームに入力アクティビティでは入力することはできず実行エラーが発生してしまいました。

UiPathDemo.gif

image.png

おわりに

試験段階ということで対応していない入力項目もありまだ発展途上ですが、今後の展開次第では開発生産性が劇的に上がる可能性を秘めているように感じます。

是非皆さんもお試しください。

8
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?